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2023年11月30日 (木)

11月30日 名曲100選 海外のポップス篇・13 ジンギスカン

「ジンギスカン」は、ドイツの音楽グループ ジンギスカンのデビュー曲です。
モンゴルの英雄ジンギスカンをモチーフにした曲で1979年にユーロビジョン・ソング・コンテストで第4位を獲得しました。
西ドイツでは4週にわたってチャートの1位を獲得し50万枚の大ヒットとなり、日本でもオリコンの洋楽チャートで5週連続第1位のヒットとなりました。ドイツ語版以外に、英語版、中国語版、日本語版、ロシア語版、韓国語版と各国の言語の歌も発売されました。
また、日本では聞きなれないドイツ語の歌だった事から「空耳アワー」の常連曲として知られています。

本来はディスコ・ミュージックですが、現在でも学校や幼稚園の運動会やレクリエーションなどで用いられ、2008年にはBerryz工房がカバーしてヒットするなど海外でも日本でも多くのカバーを生んでいます。
ジンギスカンは1979年から1985年にかけて活躍し解散しましたが、オリジナル・メンバーのエディナ・ポップとヘンリエッテ・シュトローベルなどが2005年に再結成し、メンバーを入れ替えながら現在でも活動しています。

2023年11月29日 (水)

11月29日 名曲100選 声楽曲篇・13 ヴォカリーズ

ラフマニノフのヴォカリーズは1915年に作曲されました。
1912年に作曲された「13の歌曲集」op.34に終曲として付け加えられたのが「ヴォカリーズ」で、現在は「14の歌曲集」の最終曲となっています。
他の13曲は歌詞のある普通の歌曲ですが、この曲のみ歌詞の無い「ヴォカリーズ」になっています。「ヴォカリーズ」は18世紀半ば起源のもので、声楽技巧の練習曲としてリュリやラモーの歌曲の旋律が歌詞無しで掲載されたのが起こりとされています。母音唱法とも呼ばれ、母音のみによって歌われます。
ラフマニノフの「ヴォカリーズ」は最も有名な曲と言える曲で、ラフマニノフの生前から大変な人気曲でした。
原曲はピアノ伴奏でソプラノまたはテノールのための曲で嬰ハ短調ですが、様々な編曲が生まれています。ラフマニノフ本人も管弦楽伴奏版をホ短調で編曲していますが、その他にモートン・グールドやザンデルリンクなどが編曲をしています。さらにヴァイオリン、チェロ、コントラバスのピアノ伴奏の独奏版とか管楽器の独奏版など多くの編曲が存在しています。
曲は、ロシア音楽特有の哀愁タップリのメロディで調性感もしっかりとした曲です。

2023年11月28日 (火)

11月28日 名曲100選 J-pop、歌謡曲篇・13 愛はめぐり逢いから

南沙織は沖縄生まれの歌手です。1971年17歳でデビュー当時は完全なアイドル歌手として売り出され、日本のアイドル歌手の第1号とも呼ばれて「シンシア」の愛称で親しまれていました。
デビュー当時はお世辞にも歌唱力の高い歌手とは認識されていませんでした。同じ時期に活躍した小柳ルミ子、天地真理と共に「三人娘」と言われていましたが、その中でも歌唱力はイマイチでした。ただ歌詞の表現力という点では非常に優れていて、歌の力も徐々に進化し1975年の「人恋しくて」でレコード大賞の歌唱賞を受賞するまでになりました。
南沙織のファンは歌手仲間にも多くて、吉田拓郎は、彼女のために「シンシア」という曲を捧げましたし、泉谷しげるもファンを公言しています。
1978年1月には資生堂の春のCMソングに尾崎亜美が提供した「春の予感」が採用されましたが、同年7月に在学中の上智大学の学業に専念するために引退を発表し10月のさよならコンサートをもって芸能活動を引退しました。

「愛はめぐり逢いから」は1976年発売の21枚目のシングルで、テレビドラマ「結婚するまで」の主題歌になった曲です。
本人は当時はあまりこの曲を好きでは無かったようですが、後に「当時は間違っていた。とてもいい曲だと思う」と言っています。

2023年11月27日 (月)

11月27日 名曲100選 協奏曲篇・13 ラ・チ・ダレム変奏曲

ショパンの「ラ・チ・ダレム変奏曲」(正式名称 モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」による変奏曲)変ロ長調op.2は、1827年、ショパンが初めて作曲した管弦楽付きの作品として完成しました。
1829年8月11日にウィーンでショパン自身のピアノで初演され、あっという間に人気曲となりました。この曲を知ったシューマンが「新音楽時報」で「諸君、帽子を脱ぎたまえ!天才だ」と絶賛した事は知られています。
編成はホルン以外の金管楽器を欠く2管編成と独奏ピアノ、弦五部。
「お手をどうぞ」はモーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」第1幕第3場のドン・ジョヴァンニとツェルリーナの二重唱「お手をどうぞ」(La cidarem la mano)を主題とした6つの変奏からなる曲。
長い序奏は主題の動機を用いたチェロからはじまり、ピアノの装飾的な音に受け継がれ、ピアノの短いカデンツァのあと、ピアノソロによって主題が提示されます。
第1変奏は3連符、第2変奏は32分音符で表現されていきます。第3変奏はピアノのみで、第4変奏は跳躍音型、第5変奏は Adagioのゆったりとしたテンポの変奏です、第6変奏は華やかなポロネーズになります。

この「お手をどうぞ」は多くの作曲家が好んで変奏曲などに使っている素材です。ベートーヴェンの「オーボエ2本、イングリッシュホルンのための12の変奏曲」、パガニーに「お手をどうぞによる小変奏曲」、リストの「ドン・ジョヴァンニの回想」などが有名なところです。

2023年11月26日 (日)

11月26日 名曲100選 舞台芸術のための管弦楽曲篇・12 時の踊り

「時の踊り」はポンキエッリが1876年に作曲した歌劇「ラ・ジョコンダ」の第3幕のバレエ音楽です。
この曲、ディズニー・アニメ映画の「ファンタジア」でカバを主役にダチョウやゾウ、ワニなどが踊る滑稽なシーンや、ナンシー・シナトラの「レモンのキッス」へのアレンジなどのイメージが強くて、ソフトなイメージが思い浮かんでしまうのですが、原曲のオペラは至って真面目なものです。
原作はヴィクトル・ユゴーの戯曲「パドヴァの僭主アンジェロ」を作曲家のボイトが台本にしたもの。ヴェネツィアの歌姫ジョコンダの愛と悲劇を描いたもので、最後はジョコンダ自身の自殺で終わったり、終幕にはアリア「自殺!」などという曲があったり、かなり重苦しい歌劇です。
その第3幕で司法長官アルヴィーゼの館の舞踏室で集まった人々によって踊られるのが「時の踊り」です。最初は軽快なワルツ、続いては哀愁あふれる美しいメロディで、最後はテンポを上げて激しい踊りになります。

2023年11月25日 (土)

11月25日 名曲100選 映画音楽(邦画)篇・12 欲望の街(白昼の死角)

「白昼の死角」は、高木彬光原作の推理小説の映画化作品です。1979年に映画化されました。
  高木彬光といえば、探偵の神津恭介、大前田英策、弁護士の百谷泉一郎、検事の近松茂道、霧島三郎というように多くの人気シリーズキャラクターを創出した本格派の推理作家ですが、「白昼の死角」は珍しく犯罪者側を主人公にしたピカレスクロマンです。
主人公は元東大生鶴岡七郎(夏木勲)。鶴岡は在学中戦争帰りの東大法学部生を中心に「太陽クラブ」という金融会社を設立し悪どい貸金業を行っていましたが破綻。その残党が法律の死角を突いた手形詐欺などを「一滴の血も流さず」行って行きますが、手形をパクられた被害者ばかりでなく、やがて仲間が追い詰められ自殺するなど、友人、家族や愛人までもが不幸になっていき、破綻していくストーリーです。
映画の製作は角川春樹ですが、同じ年に角川事務所企画、映画と同じ東映によってテレビドラマ化され相乗効果で話題になりました。
テレビ版では鶴岡は渡瀬恒彦が演じています。
主題歌は、映画もテレビも同じ、ダウンタウンブギウギバンドの歌による「欲望の街」です。

2023年11月24日 (金)

11月24日 名曲100選 器楽曲篇・12 2台のピアノのためのソナタ(モーツァルト)

モーツァルトの2台のピアノのためのソナタ ニ長調K.448(375a)は1781年に作曲されました。
この曲はモーツァルトのピアノの弟子であるアウエルンハンマーという女性と2人で弾くために作曲され1781年11月23日に彼女の家で初演されました。
モーツァルトは彼女のピアノの才能は高く評価し、レッスンにも多めの時間を割きましたが、その一方でモーツァルトに好意を寄せる彼女は疎ましく思っていたようです。
この曲が連弾では無く、2台のピアノのための曲になったのは、そういった経緯からだいう説もあるようです。
何といっても、この曲は「のだめカンタービレ」で主人公の千秋真一と野田恵が初共演した曲でもあり、また、ショパンのピアノ協奏曲を演奏後抜け殻のようになっていた のだめ を音楽の世界へ引き戻すべく千秋が強引に共演をさせた重要な曲として、知名度が大きく上がった曲です。

2023年11月23日 (木)

11月23日 名曲100選 海外のポップス篇・12 夢見る想い

「夢見る想い」(non ho l'eta)は、当時16歳のイタリアのカンツォーネ歌手ジリオラ・チンクエッティ2枚目のシングルで、サンレモ音楽祭、ユーロヴィジョン・ソング・コンテストで優勝した曲です。
この曲によってチンクエッティはヨーロッパ各国で成功し、日本でも高い人気を得る事になりました。「夢見る想い」は原語は勿論イタリア語ですが、英語版、スペイン語版、フランス語版、ドイツ語版や日本語版も制作され、また多くのカバーも作られています。

2023年11月22日 (水)

11月22日 名曲100選 声楽曲篇・12 踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ

「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」K.165(158a)(原題は Exsultate Jubilate)は、モーツァルトが1773年に作曲したモテットです。
モテットはミサ曲以外のポリフォニーによる宗教曲で中世末期からルネッサンス期にかけて成立し発達した楽曲です。
この曲はモーツァルトがミラノ訪問中にカストラート歌手ラウッツィーニのために作曲されたものです。
3つの楽章から出来ていて編成はソプラノ独唱とオーボエ、ホルンが各2本、弦五部とオルガンです。
第1楽章はアレグロでこの楽章の歌詞に「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」があるため日本では曲全体をこの呼称で呼んでいます。
第2楽章はアンダンテで切れ目なく第3楽章へ進みます。
第3楽章は有名な「アレルヤ」の楽章になっています。

2023年11月21日 (火)

11月21日 名曲100選 J-pop、歌謡曲篇・12 おひさま~大切なあなたへ

「おひさま~大切なあなたへ」は2011年6月に発売された平原綾香26枚目のシングルです。
NHK連続テレビ小説「おひさま」の主題曲として渡辺俊幸によって作曲され、当初はインストゥルメンタルで放送されていましたが、視聴者からの反響や、作中での戦後復興が現実の震災復興と重なるといった理由から平原綾香に歌唱を依頼、脚本を担当する岡田惠和が作詞し完成した曲です。
とにかく歌の方は声域が滅茶苦茶広くて大変な歌です。特に低い声は練習しても声域は広がらないので、発声の訓練をして出来るだけ安定した声で低域を出せるようにする事ぐらいしか出来ないわけで、平原綾香にしか出来ない芸当かもしれません。

2023年11月20日 (月)

11月20日 名曲100選 協奏曲篇・12 ホルン協奏曲第1番(R・シュトラウス)

R.シュトラウスのホルン協奏曲第1番変ホ長調op.11は1883年、当時まだ18歳のシュトラウスによって作曲されました。
シュトラウスは2曲のホルン協奏曲を作曲していますが、モーツァルトの4つのホルン協奏曲に次いで最も頻繁に演奏されるホルン協奏曲の一つです。
シュトラウスの父フランツはホルン奏者だったため、元々は父親のために作曲されたものですが、父親は高齢だったこともあって公開の場では演奏されませんでした。
編成は独奏ホルンと2管編成のオーケストラで、ホルンもトランペットも2本ずつという編成です。
3つの楽章が切れ目なく演奏されますが、何といっても、冒頭のアルペンホルン風の導入部が有名です。

2023年11月19日 (日)

11月19日 舞台芸術のための管弦楽曲篇・11 美しいエレーヌ序曲

「美しいエレーヌ」(Die schone Helena)はオッフェンバックが1864年に作曲した3幕のオペレッタです。
トロイア戦争の原因となったパリスによる絶世の美女スパルタ王妃ヘレネの誘惑の話をパロディー化したもの。神話を借りて、フランスの第二帝政下で問題になっていた人妻の不倫や社会的地位のある人々の放蕩ぶりを風刺したものです。
序曲は、軽快な序奏から始まりますが主要部分は優雅なワルツです。これに序奏のメロディが絡み合ってとても面白く楽しい、オッフェンバックらしい曲です。

2023年11月18日 (土)

11月18日 名曲100選 映画音楽(邦画)篇・11 風になる

「風になる」はジブリアニメ「猫の恩返し」の主題歌で、シンガー・ソングライターのつじあやのが歌った楽曲です。
「猫の恩返し」は2002年公開された森田宏幸監督の作品で、「耳をすませば」の主人公月島雫が書いた物語という設定のスピンオフアニメです。
主人公の吉岡ハルは、ある日猫の国の王子ルーンが車に轢かれそうになったところを助けます。その後ハルは猫の軍団に襲われ、猫にされて猫の国へ連れ去られてしまいます。猫の国の王は暴君で、人間と息子のルーンを結婚されようと画策しますが、ルーンはユキという白猫と結婚。諦められない猫王は、今度はハルを自分の妻にしようとしますが、猫事務所のバロンらの助けでハルは人間界に戻ることが出来るというストーリー。
「風になる」はつじあやの6枚目のシングルで、オリコンチャートの13位を記録した軽快な歌です。

2023年11月17日 (金)

11月17日 名曲100選 器楽曲篇・11 目覚めよと呼ぶ声が聞こえ

J.S.バッハの「シュープラー・コラール集」は6曲からなるオルガン用のコラール集で、1748年から49年頃に出版されました。愛称のシュープラーは出版譜の発行者ヨハン・ゲオルグ。シュープラーに因んで名づけられたものです。正式名称は「2つの手鍵盤と足鍵盤を持つオルガンで演奏すべき種々の様式による6つのコラール」という長ったらしい題名です。
特に第1曲の「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」(Wachet auf, ruft uns die Stimme)BWV645は、1731年に初演されたカンタータ第140番の第4曲のテノールのアリアを原曲としたもので弦楽器を右手、テノールの歌うコラールを左手、通奏低音をペダルに写した曲になっています。原曲のカンタータ以上に人気がある曲で、オルガン以外にも様々な楽器で演奏されます。

2023年11月16日 (木)

11月16日 名曲100選 海外のポップス篇・11 17才の頃

シンガー・ソングライターのジャニス・イアンは1966年に「ソサエティーズ・チャイルド」でデビューしました。当時15歳で、人種差別批判を歌った衝撃的な内容とともに、天才少女として騒がれましたが、そのプレッシャーからか数枚のアルバムを発表後、半ば引退状態になっていました。
やがて1972年にロバータ・フラックが「わが心のジェシー」と取り上げた事から再び脚光を浴び、1974年にアルバム「ジャニスの私小説」で復帰。1975年発売の「17才の頃」が全米キャッシュボックスで1位(ビルボードでは3位)の大ヒットとなり、アルバム「愛の回想録」も1位となりグラミー賞を獲得して時の人となりました。
特に日本とヨーロッパでは絶大な人気を誇り、1976年のシングル「恋は盲目」がドラマ「グッドバイ・ママ」に使われたこともあって大ヒット。その後も、テレビドラマ「岸辺のアルバム」や映画「復活の日」にも彼女の曲が使用されました。
「17才の頃」(At Seventeen)は、ジャズテイストが加わった軽い感じの曲で、この曲で第18回グラミー賞最優秀女性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス賞を受賞しました。

2023年11月15日 (水)

11月15日 名曲100選 声楽曲篇・11 歌の翼に

「歌の翼に」(Auf Flugeln des Gesanges)は、メンデルスゾーンが1834年に作曲した「6つの歌op.34」の2曲目の歌曲です。
ハイネが1827年に発表した「歌の本」の詩に作曲したものです。
ハイネの「歌の本」は5部構成の詩集で、数多くの歌曲として作曲されています。
第1部 若き悩み 夢の形、歌、ロマンス、ソネットの4つのパートで50以上の詩が収められています。
第2部 抒情的間奏曲 「歌の翼に」の他、シューマンの「詩人の恋」もここから取られています。
第3部 帰郷 ジルヒャーの「ローレライ」は2番目の詩を用いているほか、シューベルトの「白鳥の歌」の アトラス、君の肖像/彼女の肖像、漁師の娘、街、海辺にて、影法師もこの詩によるものです
第4部 ハルツの旅より ドイツ中北部の東方にある山地で魔女が住む山として知られています
第5部 北海  です。
「歌の翼に」はメンデルスゾーンの代表作として広く知られた美しい曲です。

2023年11月14日 (火)

11月14日 名曲100選 J-pop、歌謡曲篇・11 あなた

「あなた」は1973年12月発売の小坂明子のデビュー・シングルです。
当時小坂明子は16歳。1973年の第6回ヤマハポピュラーソングコンテストに出場し、ピアノの弾き語りでこの曲を歌唱してグランプリを受賞し、同年の第4回世界歌謡祭でもグランプリを受賞。オリコンの集計で160万枚を売り上げ、1968年から始まったオリコン初の女性作曲家によるミリオンセラーシングルという記録ずくめの曲です。
16歳で「庭の外では坊やが遊び 坊やの横にはあなたがいてほしい」という歌詞だけでも驚きなのに、実は「それが二人の望みだった いとしいあなたは今でこに」と失恋の歌だったという、まあ大人びた詞を書く人だなと思ってました。ほぼ同年代なので余計にスゴイと思いましたね。
小坂明子は2曲目のシングル「もう一度」という「あなた」の続編になる曲もそこそこヒットしましたが、その後はデビュー曲を超えるヒット曲を出す事が出来ませんでした。
 声域の広い曲にもかかわらず、本家本元の小坂明子が裏声をふんだんに使って歌っていた事もあってか、非常に多くのアーディストがカバーしていました。

2023年11月13日 (月)

11月13日 名曲100選 協奏曲篇・11 ピアノ協奏曲第2番(リスト)

リストのピアノ協奏曲第2番イ長調S.125 R.456は1839年に完成した単一楽章の協奏曲です。
ロマン派の協奏曲としてはかなり大きな編成で基本2管編成ですが、フルートが3本あり、トロンボーン3本でチューバもあります。
演奏時間は約20分で、単一楽章ですが6つの部分に分けて構成されています。
第1部 アダージョ・ソステヌート・アッサイ 幻想的な基本主題が提示されます。
第2部 アレグロ・アジタート・アッサイ エネルギッシュなパートで新たな主題が提示された後、もう一つ主題が提示されます
第3部 アレグロ・モデラート 優美な豊かな表情のパート
第4部 アレグロ・デチーソ ダイナミックで華々しい音楽。デチーソは、あまり馴染みのない記号ですが、決然としてという意味の発想記号。
第5部 マルツィアーレ・ウン・ポコ・メノ・アレグロ トルコ行進曲でシンバルが活躍します
第6部 アレグロ・アニマート コーダに該当する部分でピアノが華々しく活躍する部分。
親しみやすさという点では第1番のピアノ協奏曲に軍配が上がると思いますが、リストらしさという点では第2番の方がリストらしいかなと思います。

2023年11月12日 (日)

11月12日 名曲100選 舞台芸術のための管弦楽曲篇・10 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲

「ニュルンベルクのマイスタージンガー」はワーグナーが作曲した楽劇の中での唯一の喜劇。16世紀中頃のニュルンベルクを舞台にした3幕の作品で上演時間は4時間以上を要します。
この時代の徒弟制度を背景に、芸術と人間たちの価値を輝かしく肯定する内容の物語です。
前奏曲は第1幕への前奏曲と第3幕への前奏曲の2曲がありますが、圧倒的に人気が高く頻繁に演奏されるのが第1幕への前奏曲です。第1幕への前奏曲は本来であれば編成にハープが使われていますが、殆どの場合ハープは割愛されて演奏されます。ハープの音はアルペジオでは無くて和音だけなので無くても他の楽器が音自体は補完しているので、ハープの有無が曲自体に大きく影響する事はないからです。
劇中の主要な歌をモチーフに使用しています。4つの部分に分けられ最初は「マイスタージンガーの動機」が冒頭から堂々と奏でられ、続いて「ダヴィデ王の動機」が金管楽器を中心に演奏されます。次に「芸術の動機」が対旋律を伴って美しくかつ力強く演奏されます。2つ目の部分は「愛の動機」が弦楽器によって静粛に登場し、やがて「苦悩の動機」が出てきます。3つ目の部分はスケルツォ風の楽想になって「マイスタージンガーの動機」がスタッカートの短い音でおどけた雰囲気で演奏され、やがて再び「苦悩の動機」が現れ、再現部に入ります。ここでは「マイスタージンガーの動機」が低音楽器によって演奏され、それに「ダヴィデ王のの動機」が木管、ホルン、高弦によって重ね合わされコーダに向かっていきます。
コーダはシンバルの一撃がを合図にマイスタージンガーの動機や哄笑の動機やファンファーレによって高揚しながらエンディングへ向かいます。
複数のメロディが組み合わさって複雑な和音を展開する場面もありますが、それぞれの楽器の難易度がそれ程高く無く、演奏効果は高く、ハ長調で書かれている事もあってアマチュアでも好んで取り上げられる曲です。

2023年11月11日 (土)

11月11日 名曲100選 映画音楽(邦画)篇・10 宇宙戦艦ヤマト

劇場版「宇宙戦艦ヤマト」は1977年8月に公開されたアニメーション映画です。
「宇宙戦艦ヤマト」は1974年に日本テレビ系列で放映されており、劇場版はこのテレビアニメの総集編のような内容です。
2199年地球は異星人国家ガミラス帝国の侵略を受け、地球に対する遊星爆弾による無差別攻撃を受け続け、放射能汚染で地上の生物は死滅。人間は地下都市を建設し抵抗を続けていましたが、地下都市にも放射能汚染が進行し、人類滅亡まで1年と迫っていました。
そんな中、外宇宙から飛来し火星に不時着した宇宙船の通信カプセルに地球から14万8000光年離れた大マゼラン星雲にあるイスカンダル星から地球に宛てた「放射能除去装置コスモクリーナー」を受け取りに来るようにというメッセージとワープ航法が可能となる波動エンジンの設計図が収められていました。地球は九州沖に眠る日本海軍の戦艦「ヤマト」を改造して宇宙戦艦として人類最後の希望を託されイスカンダルに向かいます。
そんな状況で、ガミラスとヤマトの壮絶な戦いと宇宙を超えた愛を描いたのが、この作品です。
テレビ放映は39話を予定していましたが平均6%程度の低視聴率や制作予算オーバーなどの原因で26話に短縮されました。ところが1975年から始まった再放送が日本テレビで20%の視聴率を記録するなど突然のヤマトブームが訪れ映画化が生まれたわけです。
後に一大ブームを巻き起こした機動戦士ガンダムもテレビ放映では関東で5%程度という不調で52話の予定が43話に打ち切られ、その後人気が高まり再放送では17.9%の視聴率を記録という非常に似た経緯でした。
「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌はささきいさおが歌う同名曲で作詞阿久悠、作曲宮川泰の行進曲風の曲です。

2023年11月10日 (金)

11月10日 名曲100選 器楽曲篇・10 華麗なる大円舞曲

ショパンのワルツ第1番「華麗なる大円舞曲」変ホ長調OP.18は、ショパンのワルツ第1作として1833年に作曲されています。
ショパンはウィンナ・ワルツの表面的な華やかさと一線を画す、直接舞踏に使われるようなものではないワルツを多く作曲していますが、この華麗なる円舞曲は、ピアノ用ワルツ作曲家として人気を得る必要からか実用的なワルツとして作曲されています。三部形式で華やかで、やや荒々しいもので、演奏もそれ程難しく無い割に演奏効果が高い曲になっています。冒頭にファンファーレが置かれ4つの主題を持つワルツです。

2023年11月 9日 (木)

11月9日 名曲100選 海外のポップス篇・10 青空の天使

「青空の天使」(Long Live Love)は、1974年に発売されたオリヴィア・ニュートン=ジョンの曲で、同年のユーロビジョン・ソング・コンテストにイギリスから出場した時の曲です。
ヨーロッパやオーストラリアで発売され、全英チャートで11位となりましたが、アメリカでは発売されず、日本でもまだオリヴィア自身がブレーク前なので知る人ぞ知る曲です。
オリヴィアは、1966年にデビューしましたがクリフ・リチャードのバック・コーラスなど下積みが続き、1971年にジョージ・ハリスンの曲のカバー「イフ・ノット・フォー・ユー」がヒットしてようやく登り始めました。一度登り始めると、可愛らしいルックスとカントリー系の素朴な路線が人気を集め、1973年からは大人っぽい路線を強め、トップシンガーとなったわけです。

「青空の天使」はカントリー色の強い曲で、男女間だけでなく様々な「愛」を礼賛した明るい曲です。

2023年11月 8日 (水)

11月8日 名曲100選 声楽曲篇・10 さすらう若人の歌

マーラーの「さすらう若人の歌」はマーラーが最初に作曲した連作歌曲集です。管弦楽伴奏版とピアノ伴奏版があります。詞はマーラー自身によるものです。4曲からなるもので、内2曲は交響曲第1番に使われています。
第1曲「恋人の婚礼の時」 恋人を失った悲しみを歌った切ない曲です。
第2曲「朝の野を歩けば」 美しい自然の中を歩く喜びを歌いつつ、最後には恋人を失った悲しみによって自分の幸せが花開く事は無いと歌っています。交響曲第1番の第1楽章第1主題に転用されただけではなく、第1楽章自体に深く入り込んだ曲です。
第3曲 「僕の胸に中には燃える剣が」 失恋を恋人が自分の心臓にナイフを突き立てたという想いに取りつかれたという曲です。
第4曲 「恋人の青い瞳」 抒情的な曲で、菩提樹の下で安らかな気持ちを取り戻す方向が見えたという内容の曲です。
交響曲第1番の第3楽章中間部に使われています。

2023年11月 7日 (火)

11月7日 名曲100選 J-pop、歌謡曲篇・10 異邦人

「異邦人-シルクロードのテーマ-」は1979年10月にリリースされた久保田早紀のデビュー曲です。
元々は「白い朝」というタイトルで美しい並木道で知られる JR国立駅前の大学通りの景色をイメージして書かれたものでしたが、当時のプロデューサーから「インパクトが弱い」という理由から「異邦人」というタイトルに変えられたそうです。久保田本人は気に入らなかったようですが・・・
歌詞もシルクロードをテーマにしたものに何度も書き直させられたそうです。
そういう経緯で曲は出来上がりましたが、三洋電機のCMに起用され大ヒットとなり、12月にはオリコン1位を獲得し4週連続の1位という記録になりました。
久保田早紀は、その後、あまりに強烈な「異邦人=エキゾチックなイメージ」から抜け出せず1984年には引退。
その後は本名の久米小百合名義でキリスト教の音楽伝道者として活動を続けています。

 

2023年11月 6日 (月)

11月6日 名曲100選 協奏曲篇・10 ピアノ協奏曲第21番(モーツァルト)

モーツァルトのピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467は1785年に作曲された曲です。
第2楽章が1967年のスウェーデン映画「みじかくも美しく燃え」に使われて非常に良く知られる曲です。

第1楽章は ソナタ形式 Allegro maestoso 行進曲風の主題がいきなり登場してきます。
第2楽章は三部形式。Andante。 「みじかくも美しく燃え」では中間部も使われていたため、主部主題だけでなく中間部主題も知られています。
第3楽章は 展開部を欠くソナタ形式。 Allegro vivace assai  Allegro とvivace という快速、軽快を表すテンポに更にassai(非常に) が加わっているのを見てもわかるように、とっても軽快な楽章です。テンポだけでなく曲想も軽快そのもの。ウキウキする曲です。

2023年11月 5日 (日)

11月5日 名曲100選 舞台芸術のための管弦楽曲篇・9 「劇場支配人」序曲

モーツァルトの「劇場支配人」K.486は1幕物のの音楽付き喜劇です。
1786年に神聖ローマ皇帝ヨーゼフ2世が、妹のマリア・クリスティーナと夫のザクセン=テシェンのウィーン訪問の歓迎として祝祭を催す事になりモーツァルトに依頼したものです。
劇場支配人が劇団を結成し、新作の演劇の上演を目指して奮闘するという内容で、タイトルロールの劇場支配人は歌手ではなく台詞のみの登場になっています。
序曲が4分程度、第1曲アリエッタ「別れの時の鐘は鳴り」、第2曲ロンド「若いあなた」、第3曲三重唱「私がプリマ・ドンナよ」、第4曲ヴォードヴィル「芸術家は誰も栄光を求めて努力する」という4曲で30分程度の上演時間になっています。
序曲は、ハ長調の典型的なソナタ形式の簡潔なつくりになっています。作曲家が誰かわからなくて聴いても、モーツァルトだとすぐにわかるようなモーツァルトっぽさが短い時間でたっぷり詰まった曲です。

2023年11月 4日 (土)

11月4日 名曲100選 映画音楽(邦画)篇・9 燃える秋

「燃える秋」は1978年12月に公開された五木寛之原作の同名小説の映画化作品です。
三越社長の岡田茂の企画で制作され三越の資金が10億円映画製作費として使われたとされた作品です。岡田は三越の専属配送業者大和運輸に映画の前売り券の購入を強要して公正取引委員会から調査された他、岡田による三越の私物化が問題視され解任される所謂三越事件が起きた要因となった作品でした。そのためこの作品も三越の恥とされ公開後はビデオ化やネット配信も含め一切目に触れることが出来ないお蔵入り作品となっています。
そういった経緯で幻の映画となっていますが、武満徹が担当した音楽は比較的よく知られています。
年老いた画商 影山(佐分利信)の囲われ者としての生活に疲れ切った桐生亜希(真野響子) 京都祇園祭で出会った商社マン岸田(北大路欣也)からベルシャ絨毯の美しさを教えられ、やがて影山はガンに侵され、亜希にペリシャ絨毯とそれを生んだイランへの航空券を残して死にます。亜希は影山の遺志でイランに旅立つという内容の作品です。監督は小林正樹。
主題歌は武満の曲に五木寛之が詞をつけたものをハイ・ファイ・セットが歌った「燃える秋」で、第2回日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞。石川セリなどのカバーも生まれました。

2023年11月 3日 (金)

11月3日 名曲100選 器楽曲篇・9 2つのアラベスク

ドビュッシーの2つのアラベスクは1888年に作曲されたピアノ曲です。
アラベスクはイスラム美術の一様式で幾何学文様の反復で作られています。
第2番を例にとると、右手の三連符の連続と左手の和音の連続による組み合わせが幾何学文様のようにからまって曲が出来ている事がアラベスクの特徴になっています。
特に第1番はドビュッシーのピアノ曲の中でもトップクラスの有名曲で、三連符の分散和音に旋律が絡みながら進行していきます。

2023年11月 2日 (木)

11月2日 名曲100選 海外のポップス篇・9 僕の瞳に小さな太陽

「僕の瞳に小さな太陽」(Don't Let the Sun Go Down on Me)は、エルトン・ジョンが1974年に発売した曲で、全米2位になった曲です。
後の1991年にジョージ・マイケルとのデュエットでライブ録音されたバージョンは全英、全米ともに1位になっています。
歌詞の内容では、原題の「僕の太陽を沈ませないでくれ」というのは「僕の想いを終わらせないでくれ」という意味で愛する人との別れをテーマにしたもの。「君の事は今も愛しているが、僕はもう疲れてしまった。冷めていく僕の気持ちを救えるのは君だけだ。どうか僕の想いを終わらせないでほしい」という意味です。
エルトン・ジョンは、この曲を歌いこなす事ができた事で「歌い手」としての自信が出来たと語っています。

2023年11月 1日 (水)

11月1日 名曲100選 声楽曲篇・9 カンタータ第147番「心と口と行いと生活をもって」

バッハのカンタータ第147番「心と口と行いと生活をもって」BWV147は1723年に聖母マリア訪問の祝日のために作曲されたと推測されています。
バッハは199曲もの教会カンタータを作曲していますが、その中でも最も親しまれている作品が147番です。
2部構成前10曲からなる曲で、キリストこそ神であり救い主であることを、心と口(言葉)と行いと生き方で示しなさいという内容になっています。
編成は4声の合唱と、ソプラノ、アルト、テノール、バスの独唱、トランペット、2本のオーボエ、オーボエ・ダモーレ、ヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音です。
第1部、第2部ともに最後の曲がコラール合唱になっていますが、第2部最後のコラール合唱「イエスは変わらざるわが喜び」(Jesus bleibet meine Freude)の英語のタイトル"Jesus, Joy of Man's Desiring"が「主よ、人の望みの喜びよ」と訳され管弦楽合奏やオルガン、ピアノの独奏などにも編曲されてバッハの中でも「G線上のアリア」と並ぶ有名な曲になっています。
この第2部最後のコラールの旋律は、第1部でも異なる歌詞で歌われています。

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