10月2日 名曲100選 協奏曲篇・5 ピアノ協奏曲へ調
ガーシュウィンのピアノ協奏曲へ調は1925年に指揮者のダムロッシュの委嘱により作曲された曲です。
ガーシュウィンは作曲にあたって初めて音楽理論書を買って楽式を学んだと言われています。
オーケストレーションにグローフェの手を借りた「ラプソディ・イン・ブルー」と異な、ガーシュウィンが自力でオーケストレーションを行っています。
初演は1925年12月3日、ガーシュウィン自身のピアノ独奏、ダムロッシュ指揮のニューヨーク交響楽団の演奏でカーネギー・ホールでした。
シャズとクラシックの両方の要素を持つ作品で、当時も評価は分かれていたようです。編成は基本的にクラシックベースの3管編成で、ラプソディ・イン・ブルーで使われたサキソフォンは使われていません。
第1楽章は自由なソナタ形式。当時の大衆的なダンス音楽でチャールストンが着想源になっていてジャズの要素が垣間見られます。
第2楽章はブルース風の緩徐楽章。
第3楽章は精力的なフィナーレ。先行楽章の数々の旋律を回想しながらフィナーレを迎えます。
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