10月8日 名曲100選 舞台芸術のための管弦楽曲篇・5 シュテファン王序曲
ベートーヴェンの劇音楽「シュテファン王」は1811年に作曲されました。
オーストリア皇帝フランツ1世がハンガリー国内で沸き起こりつつあった国家主義的感情を鎮め、オーストリアに対するハンガリーの忠誠を称えるべく建設したブダペストの大規模な劇場のこけら落としにベートーヴェンに依頼したもので、序曲と9つの声楽曲から構成されています。現在では序曲以外は殆ど演奏される事はありません。
「シュテファン王」は1000年にハンガリー王国を建国したイシュトヴァーン1世のことで、副題には「ハンガリーで最初の善政者」と記されています。
曲はいきなり金管と弦楽器による重厚なファンファーレと木管楽器の軽妙なメロディによる序奏から始まり、主題に入ります。主題も軽妙で明るい音楽です。再びファンファーレが出て中間部の落ち着いたメロディが出てきます。再び主題に戻り、コーダへ向かいます。
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