10月30日 名曲100選 協奏曲篇・9 4本のホルンと管弦楽のためのコンチェルトシュテュック
シューマンの4本のホルンと管弦楽のためのコンチェルトシュテュック ヘ長調op.86は、1849年に作曲された曲です。
コンチェルトシュテュックは協奏的小品と訳されますが、実際の編成は独奏ホルン4本の他に、2管編成のフルオーケストラになっておりトロンボーンも3本というこの時代の協奏曲としては大規模な編成になっています。
曲は協奏曲に多い舞曲楽章を割愛した3楽章構成ですが、連続して演奏されます。
第1楽章は生き生きと、第3楽章はとても生き生きとという指示があり、更に緩徐楽章である第2楽章のロマンツェが、かなりゆっくりと、しかしひきずらずに という指示があるように、曲全体は非常に明るい曲です。
また、ホルンは演奏可能な音域の限界音まで用いていて非常に難曲と言われています。まあ、シューマンの金管楽器の扱いについては、交響曲第3番「ライン」や交響曲第4番のトロンボーンのように限界音を平気で使う作曲家なので、特筆するようなことではありませんが。
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