10月24日 名曲100選 J-POP、歌謡曲篇・8 だれかが風の中で
「だれかが風の中で」は1972年に発売された上條恒彦のシングルです。テレビドラマ「木枯し紋次郎」の主題歌として作られた曲で、作詞和田夏十、作曲小室等でした。
「木枯し紋次郎」の製作総指揮の市川崑は妻であり脚本家であった和田夏十の作詞を依頼し、フォークシンガーの小室等に詞を持ち込んで作曲を依頼しました。歌手には、前年に小室等率いる六文銭とユニットを組んで第2回世界歌謡祭でグランプリを受賞し、歌唱賞も受賞していた上條恒彦を指名し出来上がった曲は、上條の歌唱力と時代劇としては新鮮な音楽だったことなどから大ヒット曲となりました。その後上條は、俳優としても活躍するとともに、「ラ・マンチャの男」や「屋根の上のヴァイオリン弾き」など多くのミュージカルに出演し、日本のミュージカル・スターの第一人者となりました。
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