10月25日 名曲100選 声楽曲篇・8 死と乙女
「死と乙女」(Der Tod und das Madchen)op.7-3, D531は、シューベルトが作曲したリートです。詩はマティアス・クラウディウスで、病の床に伏す乙女と死神との対話を描いたものです。乙女が死を拒否し死神に去るように懇願すると、死神は乙女を苦しめるために来たのではなく、安息を与えに来たと語りかけるもの。
最初はニ短調で「死」を描くコラールがピアノで演奏され、乙女の死への拒否が描かれ、再度コラールの後、死が安息であると語り掛けニ長調に転調して全曲を終わります。
シューベルトは、この曲のコラールを弦楽四重奏曲第14番の第2楽章の変奏主題に用いたため、14番は「死と乙女」という標題で呼ばれます。
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