9月17日 名曲100選 舞台芸術のための管弦楽曲篇・2 「詩人と農夫」序曲
19世紀オペレッタの作曲家スッペは生涯で30曲を超えるオペレッタを作曲しました。
「詩人と農夫」はオペレッタではなく、カール・エルマーという作家が書いた喜劇のための付随音楽で1846年に作曲されました。
内容は多重三角関係のドタバタという感じですが、今は上演される事も無く、劇音楽も全く演奏されませんが、序曲はスッペの代表作として時々演奏されます。
序曲は約10分程度。
アンダンテ・マエストーソの序奏から始まります。金管楽器による静かなコラールから始まり、ハープの伴奏でチェロのソロによるメロディで始まります。このメロディ、テンポこそゆっくりですが良く聴くと「線路は続くよどこまでも」にそっくりです。
主部のメロディはシンコペーションの嵐。途中にワルツ風の舞曲を挟んだスッペらしい楽しく華やかな展開で終始します。
« 9月16日 名曲100選 映画音楽(邦画)篇・2 風の谷のナウシカ | トップページ | 9月18日 名曲100選 協奏曲篇・3 ヴァイオリン協奏曲第2番( ヴィエニャフスキー) »
« 9月16日 名曲100選 映画音楽(邦画)篇・2 風の谷のナウシカ | トップページ | 9月18日 名曲100選 協奏曲篇・3 ヴァイオリン協奏曲第2番( ヴィエニャフスキー) »
コメント