9月23日 名曲100選 映画音楽(邦画)篇・3 HOUSE
「HOUSE ハウス」は大林亘彦の初の劇場用映画監督作品です。1977年7月に公開されたホラー・コメディです。
当時は、日本の映画は斜陽の時代で、こういう異色の作品は日本の映画界ではなかなか評価されず、評論家などからは酷評されましたが、 CGの無い時代に高度なオプチカル合成やモンタージュなどの技術を駆使してファンタジー色の強い映像を作り出しました。
主人公のオシャレが演劇部の合宿所として長年会っていなかった叔母の家を提供し、そこへオシャレ以下7人の女の子がやって来ます。
ところが、叔母は既に亡くなっていて、家と一体化して、若い娘たちを食べて若さを保つ化け物となっていたというのがストーリーです。
主演のオシャレは池上季実子が演じ、演劇部の女の子たちを大場久美子、松原愛、神保美喜らが演じました。叔母の役は南田洋子でした。
主題曲の「ハウスのテーマ」は小林亜星が作曲しています。演奏はゴダイゴ・・歌なしで演奏だけです。
この作品は、当時は斬新すぎて大きな話題にはならず、知る人ぞ知る作品でしたが今世紀に入って海外でも公開されるなど再評価されています。
大林亘彦は、その後尾道三部作などを経て、日本を代表する映画監督のひとりになったのはご存知の通りです。
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