8月26日 名曲100選 映画音楽(洋画篇)・100 サウンド・オブ・ミュージック
洋画の映画音楽最後の曲は、「サウンド・オブ・ミュージック」です。
マリア・フォン・トラップの自叙伝「トラップ・ファミリー合唱団物語」を原作とした、ロジャース&ハマースタイン二世コンビによるブロードウェイ・ミュージカルは1959年11月に初演され大ヒットとなりました。1965年にこれを映画化し、当時の歴代興行収入世界記録となる大ヒットとなりました。
オーストリアのザルツブルクの修道女見習いだったマリアは、家庭教師が長続きしなくて困っていたオーストリア= ハンガリー帝国の退役軍人ゲオルク・フォン・トラップ大佐の子供たちの家庭教師として赴任します。当初は子供たちの悪戯や大佐のあまりに厳格な教育方針に戸惑いがありましたが、持ち前の明るさで子供たちとも打ち解け、大佐も自分の教育方針の誤りに気づき始めます。
やがて様々な問題を乗り越えてマリアとゲオルクは結婚する事になります。
やがてザルツブルクにもナチスドイツの脅威が近づき、ゲオルクにもドイツ海軍から任務に就くように出頭命令が来ますが、オーストリア併合に反対するゲオルクはトラップ一家のザルツブルク音楽祭への参加を利用してスイスへ亡命する事を決意し実行する。というストーリー。
「サウンド・オブ・ミュージック」の序曲は、アルプスの自然を舞台にマリアが歌う雄大な曲です。
その後お転婆のマリアをからかって修道女たちが歌う「マリア」、トラップ大佐の家庭教師に赴任するために不安を払拭しようとマリアが歌う「自信をもって」、電報を届けに来た配達員ロルフと密かな恋仲の長女リーズルが歌う「もうすぐ17才」、雷鳴に怯えた子供たちを慰めてマリアが歌う「私のお気に入り」、子供たちが悪戯をするのは父親の気を惹きたいからだと聞いたマリアが歌を歌って気を惹いてはどうかと提案し歌の練習で子供たちと共に歌う「ドレミの歌」、ゲオルクが連れてきた婚約者のエルザと友人マックスの歓迎会で人形劇をしながら子供たちとマリアが歌う「ひとりぼっちの羊飼い」、子供たちに促されてゲオルクが歌う「エーデルワイス」、自宅で催された舞踏会で子供たちがお休みの挨拶として歌う「さようなら、ごきげんよう」、ゲオルクを愛してしまう事を恐れて戻ってきたマリアに対し修道院長が向き合って自分の道を見つけるように諭して歌う「すべての山に登れ」、ゲオルクとマリアが愛を告白しあう「何かいいこと」・・・名曲の数々です。
アカデミー賞も作品賞、監督賞など5部門を受賞し今でも色褪せないミュージカル映画となっています。
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