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2023年7月30日 (日)

7月30日 名曲100選 管弦楽曲篇・96 火の鳥

ストラヴィンスキーのバレエ音楽「火の鳥」はロシアの民話に基づいて1910年に作曲されました。
ストーリーは、イワン王子が火の鳥を追ってカルチェイの魔法に庭に迷い込み、黄金のリンゴの木のところで捕らえます。その時火の鳥の魔法の羽を手に入れます。王子は13人の乙女に会いそのひとりと恋に落ちますが、彼女はカスチェイの魔法で囚われの身となっていた王女でした。夜が明けてカスチェイたちが戻ってきてイワンは捕らえられ、魔法で石に変えられようとしますが王子が魔法の羽を振ると火の鳥が現れ、カスチェイの命が卵の中にあることを王子に告げ、王子が卵を破壊してカスチェイは滅び王子と王女は結ばれる、というお話です。
初稿では4管編成の大編成で上演時間も50分弱と、「春の祭典」や「ペトルーシュカ」に比べて1.5倍近い長さでしたが、この曲は数度にわたって書き直されています。
1911年には管弦楽組曲として改版されましたが、この版は殆ど演奏されません。
続いて1919年に2管編成となりチェレスタがオプションとなった20分程の演奏時間の組曲が作られました。編成も演奏時間も手ごろなので現在最も多く演奏されるものです。
さらに1945年に2管編成でさらなる改訂版が作られました。初版より年月が経っていて、ストラヴィンスキーの作風も大きく変わっているため劇的効果が弱くなっている事もあり、あまり演奏されません。
どちらにしても、後の作曲されるペトルーシュカや春の祭典に比べるとロマン派の流れを強く引きずった華美なバレエ音楽です。

1919年版は演奏した事がありますが、どの曲も魅力的な曲ばかりです。コントラバスがarco(弓で弾く)と pizz(指ではじく)に分かれて演奏する低音のうねるようなメロディから始まる序奏、火の鳥の踊り、火の鳥のヴァリアシオン、オーボエの美しい旋律から始まる王女たちのロンド、シンコペーションを多用した強烈なメロディの魔王カスチェイの凶悪な踊り、ハープの伴奏でファゴットがメロディを演奏する子守歌、ホルンの遠くから聞こえるようなメロディで始まる非常にドラマチックなフィナーレ。様々な魅力が凝縮された音楽です。

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