7月16日 名曲100選 管弦楽曲篇・94 マ・メール・ロア
「マ・メール・ロア」はラヴェルが寓話「マザーグース」を題材に作曲した曲です。はじめはピアノ連弾用の組曲として1910年に完成しましたが翌年に管弦楽用の組曲に編曲されました。同じ年から翌年1912年の初めにかけてバレエ曲に編曲されています。バレエ版は新たに前奏曲や間奏曲などが付け加えられています。
ベスト10に選んだのは、コンパクトながら劇的なオーケストレーションが施されている組曲版です。
編成は2管編成で金管楽器もホルン2本だけ。但し多数の打楽器とハープとチェレスタが登場します。
眠れる森の美女のパヴァーヌ、親指小僧、バゴダの女王レドロネット、美女と野獣の対話、妖精の園の5曲からなる組曲で、実際にマザーグースを題材にしたものは第1曲、第2曲、第5曲です。
特に第5曲は眠れる森の美女で眠っている王女が王子の口づけで目をさますシーンを金管楽器を使わずにスケールの大きなオーケストレーションで華麗にエンディングを迎えています。
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