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2023年7月 3日 (月)

7月3日 名曲100選 交響曲篇・93 交響曲第2番(シベリウス)

シベリウスの交響曲第2番ニ長調op.43は1901年に作曲されました。
オーソドックスな4楽章構成ですが、第3楽章から第4楽章は連続して演奏されますが第3番では第3楽章と第4楽章が1つの楽章になり、最後の第7番では全楽章が切れ目ない構成になるという過程のひとつとされています。
編成も普通の2管編成です。
第1楽章 フィンランドの風景を思わせる楽章です。第1主題は木管による森のざわめきとホルンによる陽の光のような暖かいメロディが融合して始まります。全体的に比較的穏やかな楽章です。
第2楽章 暗い緩徐楽章です。低弦のピツィカートに乗ってフォゴットで提示される主題は重々しく北欧を感じさせます。Bパートでは高揚感が現れますが限定的で、やはり重々しさは残ります。
第3楽章 スケルツォ。弦楽器の荒々しいスケルツォと、牧歌的なトリオがあり再度スケルツォに戻ります。ここでは第4楽章の第1主題の動機が顔を出します。再びトリオが現れますが弦楽器を中心とした繋ぎの音楽が奏でられ徐々に盛り上がって行き終楽章に突入します。
第4楽章 第1主題は弦楽器の力強い動機とトランペットの応答で開始されクライマックスを築きます。やがて静寂が訪れ低弦によって蠢くような伴奏が入る中木管楽器が楽器を変えながら第2主題を演奏します。金管楽器が加わり高らかに終止の旋律が歌われますが、弦のピツィカートに促されるように展開部へ入ります。再び第1主題の再現から第2主題に入りますが、今度は第2主題は長大で最大のクライマックスを形成し、第1主題を使った賛歌が奏され全曲を閉じます。

 

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