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2023年7月23日 (日)

7月23日 名曲100選 管弦楽曲篇・95 弦楽セレナード(チャイコフスキー)

チャイコフスキーの弦楽セレナードハ長調op.48は1880年に作曲された曲。弦楽合奏曲の中で最も人気の高い曲のひとつです。
1878年にモスクワ音楽院の講師を辞職して、大作から遠ざかっていた時期に作曲されたものです。
セレナードと言っても、もともと弦楽五重奏のための交響曲の発想から着手された事もあって、交響曲と同じ4楽章の作品になっています。また第1楽章冒頭の序奏が終楽章の最後に回帰されるのも特徴のひとつです。
編成は小さな弦楽合奏団ではなくて、規模の大きい弦楽合奏を想定して作曲されているため、コントラバスもdivisi(パート内で複数に分かれて別の音を演奏する)が指定されていたりします。
第1楽章は「ソナチネ形式の小品」。展開部を欠くソナタ形式。重厚な序奏から始まります。この序奏はスタッフサービスのCM「おー人事」でも有名になったメロディ。第1主題は、チャイコフスキーらしい流麗なメロディとはちょっと異なるメランコリックな主題。第2主題は細かい音符が囁くような主題で、提示部が終わるといきなり再現部に入ります。コーダに序奏のメロディが戻ってきて終結します。
第2楽章はロンド形式のワルツ。A-B-A-C-A-B-Aとなっています。ワルツのメロディは親しみやすいものです。Bのパートはフェルマータで止まったりテンポに変化をつけています。中間部のCのパートでは短調になって少しくぐもったような曲調になりますが、それも長く続かず主要パートに戻っていきます。
第3楽章はエレジー。エレジーは哀歌と略されますがこの楽章は長調。長調で哀愁を表現しているチャイコフスキーらしいメロディックな楽章です。三部形式ですが、特に長い中間部のメロディの美しさはチャイコフスキーの作品中でも1,2を争うものだと思います。
第4楽章は変奏曲とロンド形式を合わせた楽章です。素朴なロシア民謡を用いた穏やかな序奏から始まり最後に主題のモチーフを提示していきます。主部に入ると民謡「緑のリンゴ畑にて」を使った主題が始まります。最後に第1楽章の序奏が再現されクライマックスを築きながらコーダを迎えます。
ドヴォルザークの弦楽セレナードとエルガーの弦楽セレナードを合わせて三大弦楽セレナードと呼ばれる事もありますが、この3曲の中でもダントツの人気を誇る作品です。

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