5月14日 名曲100選 管弦楽曲篇・85 美しく青きドナウ
「美しく青きドナウ」(An der shonen, blauen Donau)op.314は、本来はヨハン・シュトラウス二世が1867年に作曲した合唱用のウィンナ・ワルツです。
2月の初演は成功したとは言えませんでしたが、3月に管弦楽版を初演した後、4月にパリ万博で演奏され高い評価を受けナポレオン三世からも賞賛を受け、続いてロンドンでも絶賛され逆輸入のような形でウィーンでも人気を得るようになりました。
当初の歌詞は愉快なウィーン子の歌といったものでしたが、その後ヨーロッパ各国を流れるドナウ川を国と国を結びつける存在として讃える歌詞が付けられオーストリアの第二の国歌として位置づけられる曲になったわけです。
曲は序奏と5つのワルツからなっています。5つのワルツはどれをとっても馴染みの深いメロディになっていて、今ではニューイヤー・コンサートの「ラデツキー行進曲」の次ぐ2つ目のアンコールとして毎年演奏されています。
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