5月22日 名曲100選 交響曲篇・87 交響曲第41番「ジュピター」
交響曲第41番ハ長調K.551はモーツァルトが作曲した最後の交響曲です。そのスケールの大きさ、輝かしい荘厳な曲想からザロモンがローマ神話最高神の名前「ジュピター」をニックネームとして付けました。
第1楽章は、数々の動機を複雑に組み合わせたソナタ形式の楽章です。序奏なしで、いきなり三連符の上昇音階を伴ったハ音の連打の動機が現れます。その後伸びやかな旋律による動機が組み合わされ、それがト音の連打の動機へと続くのが第1主題です。第2主題はいたずらっぽい音楽です。
第2楽章は緩徐楽章、第3楽章は優美なメヌエット。
第4楽章はジュピター音型と呼ばれる「ドーレーファーミ」の動機ではじまる第1主題かスタートします。この楽章の目玉はフーガ。このジュピター音型を使った壮麗なフーガと、華やかな構成の楽章で、最後も華々しく幕を閉じます。
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