5月2日 名曲100選 日本のフォーク・ニューミュージック篇・84 精霊流し
精霊流しは、長崎県でお盆に行われる伝統行事。初盆を迎えた故人の家族などが盆提灯や造花などで飾られた精霊船に故人の霊を乗せて川などに流す行事です。
これを歌ったグレープの「精霊ながし」は1974年に2枚目のシングルとして発売されオリコンチャート2位のヒットを記録し、作詞作曲のさだまさしは日本レコード大賞の作詩賞を受賞しました。
さだまさしの母方の従兄が水難事故で亡くなってしまった時の精霊流しの思い出が直接的なモチーフになっています。このエピソードについては、後に「親父の一番長い日」のB面として発売された「椎の実のママへ」でも歌われており、「椎の実のママへ」の中では間奏として「精霊ながし」のメロディが、さだのヴァイオリン演奏で挿入されています。
後にこのエピソードは2002年にNHKでテレビドラマ化され、翌年には映画化されています。また、多くの歌手にカバーされ1970年代を代表するフォークソングのひとつとなっています。
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