4月16日 名曲100選 管弦楽曲篇・81 白鳥の湖
チャイコフスキーのバレエ「白鳥の湖」は、1877年に発表されたチャイコフスキー最初のバレエ音楽でした。ドイツを舞台にした物語がで、原作は明らかになっていません。悪魔の呪いで白鳥に姿を変えられた王女オデットと王子ジークフリートの悲恋を描いたものです。
初演当時は殆ど話題になりませんでしたが、チャイコフスキーの死後1895年に、マリインスキー劇場のバレエマスターのプティパとその弟子のイワノフが振付を変更し、音楽もドリゴなどが全面改訂して再上演され大成功を収めました。
特徴は、チャイコフスキーの緻密な音楽構成(改訂によってかなりいじられてしまいましたが)、主演バレリーナが白鳥オデットと黒鳥オディールの二役を演じる事でしょう。
チャイコフスキーのバレエ音楽の中でも最もドラマティックな音楽で、有名な第1幕第2曲の「ワルツ」、第2幕第10曲の「情景」、第2幕第13局の「小さな白鳥たちの踊り」など数多くの名曲が誕生しています。チャイコフスキー自身が編んだ「くるみ割り人形」や自身が選曲に携わった「眠りの森の美女」のような定まった組曲は存在していないため、オーケストラの演奏会で演奏される組曲は、指揮者によってかなり異なっています。私が以前演奏した時も、組曲という名称ではなくて、抜粋という名称を使いました。/p>
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