4月30日 名曲100選 管弦楽曲篇・83 アパラチアの春
「アパラチアの春」は、アメリカの作曲家コープランドが1944年に作曲したバレエ音楽です。13人編成の室内オーケストラのための作品として作曲されたものですが、1945年に2管編成のオーケストラ用組曲に編曲したものが、現在では主に演奏会で演奏されています。
内容は1800年代のペンシルベニア州で、アメリカ開拓民たちが新しいファームハウスを建設した時の春の祝典で、登場人物は新婚夫婦とその隣人及び復興運動の説教者と信徒たちです。
オーケストラの組曲は8つの部分に分かれています。
1.非常にゆっくり。光に覆われた中で登場人物が紹介されます
2.速く。突然イ長調の弦楽重奏のアルペジオが飛び出し動き始めます。高揚感と厳粛さがこの場面の基調になります。
3.中ぐらいの速さ。花嫁と婚約者のための二重奏。
4.かなり速く。復興運動主義者と信徒たち。
5.なおも速く。花嫁が一人で踊ります。母性の予感を表します。
6.非常にゆっくり。冒頭音楽の追想。
7.穏やかに、流れるように。花嫁と農夫である夫の仕事の場面。
8.中ぐらいの速さ。コーダ。花嫁はいつも隣人に囲まれています。
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