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2023年4月30日 (日)

4月30日 名曲100選 管弦楽曲篇・83 アパラチアの春

「アパラチアの春」は、アメリカの作曲家コープランドが1944年に作曲したバレエ音楽です。13人編成の室内オーケストラのための作品として作曲されたものですが、1945年に2管編成のオーケストラ用組曲に編曲したものが、現在では主に演奏会で演奏されています。
内容は1800年代のペンシルベニア州で、アメリカ開拓民たちが新しいファームハウスを建設した時の春の祝典で、登場人物は新婚夫婦とその隣人及び復興運動の説教者と信徒たちです。
オーケストラの組曲は8つの部分に分かれています。
1.非常にゆっくり。光に覆われた中で登場人物が紹介されます
2.速く。突然イ長調の弦楽重奏のアルペジオが飛び出し動き始めます。高揚感と厳粛さがこの場面の基調になります。
3.中ぐらいの速さ。花嫁と婚約者のための二重奏。
4.かなり速く。復興運動主義者と信徒たち。
5.なおも速く。花嫁が一人で踊ります。母性の予感を表します。
6.非常にゆっくり。冒頭音楽の追想。
7.穏やかに、流れるように。花嫁と農夫である夫の仕事の場面。
8.中ぐらいの速さ。コーダ。花嫁はいつも隣人に囲まれています。

2023年4月29日 (土)

4月29日 名曲100選 映画音楽(洋画)篇・83 死ぬのは奴らだ

「007/死ぬのは奴らだ」は「ジェームズ・ボンド」シリーズの8作目、ロジャー・ムーアが3代目ジェームズ・ボンドを演じた最初の作品です。
映画自体は、様々な007シリーズのランキングサイトでも評価は低く、音楽だけが人気が高い作品です。
音楽は、ポール・マッカートニー(作詞はリンダ・マッカートニーとの共作)が作ってポール・マッカートニー&ウィングスが演奏しています。
音楽の方は、全米Billboardでは2位、cashboxでは1位になり、全英でも9位という大ヒットとなりました。
ポールも、この依頼を受けた時に「ソングライターとしての野望のひとつはジェームズ・ボンドのテーマソングを作る事だった」と語っており、積極的に取り組んだようです。
勿論ベースはロックですが「甘いメロディ、オーケストラの活用、大げさな演奏」などを組み合わせてポール自身も最も満足のいく作品のひとつと言っているそうです。

2023年4月28日 (金)

4月28日 名曲100選 室内楽曲篇・83 弦楽四重奏曲第14番(シューベルト)

シューベルトの弦楽四重奏曲第14番ニ短調D810「死と乙女」は1824年3月に作曲されたシューベルトの弦楽四重奏曲の中で最も人気のある作品です。
第2楽章が、彼自身の歌曲「死と乙女」に基づく事から「死と乙女」の愛称で知られています。
この曲を作曲した時期は、梅毒の症状が現れ、それに起因する神経衰弱になっていた時期ですが創作意欲は失われる事はありませんでした。しかしながらそんな苦境の中で書かれた事もあり、病魔に冒され死を強く意識した事もあって全ての楽章が短調で作曲されています。
第1楽章はニ短調で3つの主題が使われたソナタ形式、第2楽章はト短調で「死と乙女」のメロディこそ出てきませんがピアノ伴奏部分に基づいく変奏曲になっています。第3楽章はニ短調のスケルツォでレントラーに近い曲です。中間部ではニ長調になります。第4楽章もニ短調の急速なタランテラ風のフィナーレ。コーダで長調の凱歌になりますが、それも最後は短調に戻って締め括られます。

2023年4月27日 (木)

4月27日 名曲100選 海外のロック篇・83 デイ・アフター・デイ

バッド・フィンガーは1961年に結成されたパンサーズを前身とするイギリスのバンドです。ビートルズの弟分的存在で1969年末にリンゴ・スター出演の映画「マジック・クリスチャン」のテーマ曲でバッド・フィンガーとして再デビューを果たし翌年にはアメリカでも発売され全米7位のヒットとなりました。
「デイ・アフター・デイ」は1971年発売の3枚目のアルバム「ストレート・アップ」に収録され5枚目のシングルとして発売され全米4位という彼らの最大のヒットとなった曲です。
バッド・フィンガーは、ビートルズ解散後アップル・レコードが崩壊の危機になり、ワーナーに移籍しましたがマネージャーが失踪するなど、リーダーのピート・ハムはバンドの内部の仕事が増え音楽活動は停滞。苦悩の末首吊り自殺をしてしまい、悲劇のバンドと言われるようになりました。

2023年4月26日 (水)

4月26日 名曲100選 歌劇のアリア篇・83 なんと彼女は美しい

「なんと彼女は美しい」(Quanto e bella) はドニゼッティの歌劇「愛の妙薬」第1幕第1場でネモリーノが本を読んでいるアディーナを眺めながら、美しさを讃え、自分に愛を訴える力がない事をこぼす歌です。
「愛の妙薬」は美人で頭も良いけれど、ちょっとプライドが高い富農の娘アディーナと純粋だが多少間が抜けている貧農のネモリーノの恋の行方を描いたオペラ・ブッファです。
村に若くて野心満々のペルコーレ軍曹がやってきて、アディーナは心を寄せます。そこへ「トリスタンとイゾルデ」でイゾルデが使った薬を売りに来たというドゥルカマーラ博士なる人物が登場しネモリーノに秘薬を売りつけます。
ネモリーノは秘薬を飲んで気が大きくなりアディーナを既に手に入れたも同然と、彼女にそっけない態度を取ります。いつも手玉に取っていたつもりの男が態度を急変させた事に困惑し激怒したアディーナは、軍曹の求婚に応じてしまいます。
軍曹に進軍命令が出て急遽その晩に婚礼を挙げる事となり、秘薬を再度買おうとしたが金が無いネモリーノは軍曹の部隊に一兵卒として入隊する事として前借をして秘薬を購入します。そこへネモリーノの伯父が死んで巨額の財産をネモリーノが相続するという知らせが入り、村の女たちは急にネモリーノにアタックするようになり、それを見たアディーナは心中穏やかならず、またネモリーノが秘薬を手に入れるために命を投げうって軍隊に入った事を知り思わず涙を流します。そうして2人はお互いが愛し合っていた事に気づき結ばれるます。
このオペラは、誰も死にませんし、怪しげなドゥルカマーラ博士さえも、二人の愛が実ったのは愛の妙薬の効能だったと評価されるという、本当の喜劇ですが、音楽自体はとても美しいメロディに溢れる楽しい曲です。
また登場人物も少なく、主要歌手はアディーナ(ソプラノ)、ネモリーノ(テノール)、軍曹(バリトン)、博士(バス)の4人だけという事でスター歌手の顔見世公演にも適しているため今でも大人気のオペラです。

2023年4月25日 (火)

4月25日 名曲100選 日本のフォーク・ニューミュージック篇・83 夏の少女

「夏の少女」は1975年「かぐや姫」解散後ソロ活動を開始した南こうせつが1977年に発売した3枚目のシングルです。南こうせつはソロ活動後なかなか大ヒットには恵まれませんでした。この後資生堂の秋のキャンペーンテーマ曲として発売した4枚目のシングル「夢一夜」が3位の大ヒットとなったのですが、あえて、その直前の曲を取り上げました。大ヒットに恵まれなかったといっても、1枚目からオリコン21位、29位、32位とそこそこのヒットになっていて、「夢一夜」の後も同じようなオリコン順位だったので、このあたりが実力値で、「夢一夜」はやっぱりタイアップ効果だったのでしょう。
「夏の少女」のモデルは当時のアイドル歌手榊原郁恵だったそうです。歌詞は「夏の少女」への憧れをストレートに歌ったものです。

2023年4月24日 (月)

4月24日 名曲100選 交響曲篇・83 交響曲ニ短調(フランク)

交響曲ニ短調は1888年に作曲されたフランク唯一の交響曲です。
セザール・フランクはベルギーに生まれパリに移住し、サン=サーンスやフォーレなどと国民音楽協会の設立に加わった、フランスの音楽界の重鎮のひとりです。またダンディ、ショーソン、デュパルクなどフランキストと呼ばれる弟子を育てています。また優秀なオルガニストとしても知られていました。
交響曲ニ短調は、最晩年、亡くなる2年前に作曲された、フランクの創作の集大成となる作品です。
3つの楽章からできていて、フランクの特徴でもある循環形式で構成されています。またフランス音楽とは一線を画す重厚な作品であり、オルガン風の響きも多く聴くことができます。
第1楽章 荘重なレントの導入部から始まります。冒頭で低弦によって提示される動機は、この後の第1主題にも使われると共に全曲を通じて現れる重要な動機となっています。第2主題はヘ長調で演奏される「信仰の動機」と呼ばれる華やかな響きのするメロディで、最終楽章でも登場します。
第2楽章 緩徐楽章で、中間部にスケルツォを持つ楽章です。コールアングレによって演奏される有名な旋律から始まります。スケルツォ部分も短調のまま弱音器をつけた弦楽器の刻みによる旋律から始まります。スケルツォのトリオにあたる部分ではマズルカ調のリズムでクラリネットが旋律を演奏して始まります。
第3楽章 前2つの陰鬱な楽章から一転した動きのある楽章です。冒頭短い導入部の後チェロとファゴットによって「歓喜の動機」と名付けられたメロディが演奏されます。途中金管楽器を中心にコラール風の音楽を挟んで、更に第1楽章の第2主題と第2楽章の主題を回想してクライマックスに向かい力強く終わります。
この曲は、世界的に交響曲の中の名曲とされていますが、日本での人気はイマイチです。全体的に重苦しいという事もあるかもしれませんし、日本では、たった1曲しか交響曲を作らなかった作曲家の交響曲は人気が無いようですね。
ただ冒頭から最後までキチンと聴くと、第九のように何かを語り替えているような感じもしますし、フランス音楽独特の色彩感には乏しいですが華やかさも感じられる名曲だと思います。

2023年4月23日 (日)

4月23日 名曲100選 管弦楽曲篇・82 エニグマ変奏曲

エルガーのエニグマ変奏曲op.36(正式名称 独創主題による変奏曲)は1899年に作曲されたエルガーの代表作のひとつです。
ヴァイオリンのレッスンを終えて帰宅したエルガーが夕食後に思いついた旋律をピアノで弾いている時にキャロライン夫人の注意を惹いて、夫人を喜ばせるためにその主題に基づいて友人たちを思い浮かべながら「あの人だったら、こんな風に弾くだろう」と即興的に弾いたものを膨らませた作品です。
故に、変奏曲全てにタイトルがついていますが、そのタイトルはストレートに人名を付けたわけではなく、イニシャルなど謎めいたタイトルをつけました。そのために「エニグマ(謎)」という題名で呼ばれるようになったわけです。
変奏は全部で14曲あります。時にはアタッカで繋がるものをあり、時には、「ここで終了できる」ように継続用の譜面と終了用の譜面両方を用意してあったりとユニークな構成になっています。
例えば第4変奏曲は W.M.BというタイトルのAllegro di moltoの激しいテンポの曲ですが、これはベイカーという地主であり学者の事。とても精力的な人だったのでその雰囲気で激しい曲になっています。
最も有名な変奏曲が第9変奏のNimrod(ニムロッド)でしょう。楽譜出版社に勤めるイェーガーにエルガーが付けた愛称がニムロッド。とても気高い人柄を表現した曲で、イェーガーとエルガーが好きだったベートーヴェンのピアノソナタ悲愴の第2楽章の旋律が下敷きになっています。
第14変奏のE.D.U は夫人がエルガーを呼ぶときの愛称 「エドゥー」、つまりエルガー自身の事。フィナーレらしい堂々した曲です。

2023年4月22日 (土)

4月22日 名曲100選 映画音楽篇・82 時計じかけのオレンジ

「時計じかけのオレンジ」は1971年に公開された近未来を舞台に人間の持つ非人間性を描いたキューブリック監督による作品です。
映画音楽には、主人公のマルコム・マクダウェル演じるアレックスがクラシック音楽、特にベートーヴェンをこよなく愛するという事もあって、主にクラシック音楽を使っています。
メインとして使われているのが、ベートーヴェンの第九。ウォルター・カーロスのシンセサイザー演奏で、合唱は実際の歌唱を加工したものを使っています。その他では、ロッシーニの「どろぼうかささぎ」「ウィリアム・テル」序曲、エルガーの「威風堂々」第1番と第4番、パーセルの「メアリー女王の葬送音楽」、リムスキー=コルサコフの「シェヘラザード」が使われています。
とにかく、第九を使ったテーマ曲を聴いて驚いた事を覚えています。

2023年4月21日 (金)

4月21日 名曲100選 室内楽曲篇・82 ピアノ三重奏曲第1番(サン=サーンス)

サン=サーンスのピアノ三重奏曲第1番ヘ長調op.18は1863年に作曲されています。
当時フランスではオペラやバレエなどの舞台音楽以外に関心が向けられることがなく、ピアノ三重奏の過去作品も殆ど存在しておらず、後にフランスの音楽界に器楽による作品や作曲家にも陽が当たるようにという考えで国民音楽協会を設立する事になるサン=サーンスの器楽曲への挑戦のひとつと言えるでしょう。
伝統的な4つの楽章から出来ています。
第1楽章は主題が1つしかないソナタ形式ですが、非常に闊達な舞踏的な主題がチェロで提示され、ヴァイオリン、ピアノへと受け継がれています。終始活発さを失わず、長いコーダも勢いよく終わります。
第2楽章はロンド形式の緩徐楽章。フランスの山岳地方の民謡に触発されたと言われている複付点のリズムを持った旋律です。
第3楽章はスケルツォ。トリオを2つ持つとても楽し気な楽章です。
第4楽章はピアノの流麗な伴奏の上で弦楽器がたっぷりと歌う冒頭からはじまるソナタ形式の楽章です。最後は次第に加速してモルト・アレグロに達し勢いよく終わります。

2023年4月20日 (木)

4月20日 名曲100選 海外のロック篇・82 プー横丁の家

「プー横丁の家」(House at Pooh Corner)は、1970年にニティ・グリティ・ダート・バンドがアルバム「アンクル・チャーリーと愛犬テディ」で発表したカントリー・ロックです。
「プー横丁の家」は、1926年に発表されたA.A.ミルンの児童小説を元に、クマのプーさんと人間の子供クリストファー・ロビン双方の視点から無邪気さの喪失と子供時代への郷愁を語った曲で、ケニー・ロギンスが作った曲です。ケニー・ロギンスも、ジム・メッシーナとのユニット ロギンス&メッシーナで発売しました。
ニティ・グリティ・ダート・バンドは1966年に結成され、途中ダート・バンドと名称を変えたりしながら現在も続いているバンドです。
ロックと言っても、カントリー色が強いバンドで、代表作は「ミスター・ボージャングル」のカバーバージョンです。
「プー横丁の家」もほのぼのとした曲で当時ハード・ロックからプログレへと進んでいった主流のロックとは違う路線を歩んだバンドでした。

2023年4月19日 (水)

4月19日 名曲100選 歌劇のアリア篇・82 愛さずにはいられぬこの思い

ジョルダーノは19世紀末から20世紀前半にかけて活躍したイタリアのオペラ作曲家です。当時はヴェリズモ・オペラの全盛期でマスカーニやレオンカヴァルロなどが活躍していた時代でしたが、ジョルダーノはこれらの作曲家の後塵を拝していました。1896年に「アンドレ・シェニエ」で大成功を収めましたが、大胆かつ頻繁な転調によって高揚感を作り出すジョルダーノの作風が、ドラマの内容とマッチせず空転してしまい、抑制と気品の欠如が見られるために、その後の成功に繋がっていかなかったようです。
「フェードラ」は「アンドレア・シェニエ」の次に作曲された1898年の作品です。
舞台はロシア。金持ちの未亡人であるフェードラはサンクトペテルブルクの大尉ウラディーミロとの結婚式の前夜にウラディーミロが何者かに殺されます。その容疑者がロリス伯爵であることを知ったフェードラは真相を引き出そうとしてパリのサロンでロリス伯爵に近づき自白を得ましたが、その動機がウラディーミロとロリス伯爵夫人の不倫であることを知ると共に、ロリスと恋に落ちます。
フェードラとロリス伯爵はその後スイスの別荘で暮らしていましたが、ロリスの兄が何者かの密告によって秘密警察に殺害され母親もそのショックで亡くなった事を知ったロリスが、密告した女性に復讐を誓います。やがて密告者がフェードラである事を知ったロリスは彼女を責めますが、目の前でフェードラは毒入り紅茶を飲んで、赦しを請いながら死んでいく。というヴェリズモ・オペラらしい三面記事ネタのようなストーリーです。
第2幕半ば、パリのフェードラの屋敷でロリス伯爵がフェードラへの愛を歌うアリアが「愛さずにはいられぬ思い」(Amor ti vieta)です。2分弱という短いアリアで、最初から最後までクライマックスといった感じの曲です。

2023年4月18日 (火)

4月18日 名曲100選 日本のフォーク・ニューミュージック篇・82 Believe

「Believe」は1988年に発売された岡村孝子8枚目のシングルです。
日本テレビ系のドラマ「風少女」の主題歌にも採用されています。
Believeという題名の曲はもの凄く多いですよね。渡辺美里、THE ALFEE、LUNA SEAなど。カバーでは無くて全て別の曲。何かを信じる事の大切さがわかります。中でも最も知られているのがNHK「生きもの地球紀行」のエンディング・テーマとして作曲され、その後卒業式の定番になったものですね。
岡村孝子の曲は、恋人と別れる女の子の心情を歌った曲です。

2023年4月17日 (月)

4月17日 名曲100選 交響曲篇・82 交響曲第3番「ライン」

シューマンの交響曲第3番変ホ長調op.97は、1850年に作曲されたシューマンの最後の交響曲です。
第4番の交響曲がありますが、これは2番目に作曲した交響曲を改訂出版したのが、第3番より後だったため。また「ライン」の副題はシューマン自身によるものではありませんが、作品自体はライン川やその周辺の地域との関連性が深い作品です。
編成は2管編成でトロンボーン付きで、5つの楽章から構成されています。
第1楽章 「生き生きと」という指示がある楽章。冒頭からシンコペーションによる主題が勢いよく演奏され、滔々と流れるライン川を彷彿とさせます。第2主題は木管によって提示される、やや哀愁を帯びたものです。
第2楽章 「きわめて中庸に」という指示あるスケルツォ。スケルツォですが、ゆったりとした波にたゆたうようなメロディとリズムからなっています。
第3楽章 「速くなく」 美しいメロディから始まる緩徐楽章。終始静かに演奏される楽章です。
第4楽章 「荘厳に」 コラール風の音楽がカノン風に繰り返されます。この楽章の冒頭は有名なトロンボーンの難所と言われていますがその理由は①シューマンに指定ではアルト・トロンボーンですが、最近のオーケストラではテナートロンボーンを使用するのが普通です。テナートロンボーンはアルトより完全四度低い音程で最高音もCぐらいまでとされています。「ライン」の第4楽章で使われる音の最高音がそれより2度高いE♭という超高音。アルトトロンボーンでも最高音域にかなり近い音です。②3楽章まで全休で、いきなり弱音で高音域が続きます。休みの間にいかに唇を温めておくかがキモ③しかも、ピアニッシモの微弱音。管楽器の場合小さな音で吹くのは大きな音を出すより遥かに難しいです。
第5楽章 「生き生きと」 活気ある主題の祝祭的な雰囲気の楽章で全曲を明るく結びます。
シューマンの交響曲は、やたらに音符が多く複数の楽器の音が重なっているという事を言われています。指揮者の中には間引きなど手を加える方もいらっしゃいます。特にこの3番は音符の多さではナンバーワン。コントラバスも、多分全ての交響曲の中で一番休みが少ない曲ではないでしょうか。更に、第5楽章の高速ターンの連続などバスには不向きなパッセージも含まれていて、一回弾くとクタクタです。
それでもこの曲が愛されているのは、美しいメロディが続々と出てくるシューマンの真骨頂のような曲だからではないでしょうか。

2023年4月16日 (日)

4月16日 名曲100選 管弦楽曲篇・81 白鳥の湖

チャイコフスキーのバレエ「白鳥の湖」は、1877年に発表されたチャイコフスキー最初のバレエ音楽でした。ドイツを舞台にした物語がで、原作は明らかになっていません。悪魔の呪いで白鳥に姿を変えられた王女オデットと王子ジークフリートの悲恋を描いたものです。
初演当時は殆ど話題になりませんでしたが、チャイコフスキーの死後1895年に、マリインスキー劇場のバレエマスターのプティパとその弟子のイワノフが振付を変更し、音楽もドリゴなどが全面改訂して再上演され大成功を収めました。
特徴は、チャイコフスキーの緻密な音楽構成(改訂によってかなりいじられてしまいましたが)、主演バレリーナが白鳥オデットと黒鳥オディールの二役を演じる事でしょう。
チャイコフスキーのバレエ音楽の中でも最もドラマティックな音楽で、有名な第1幕第2曲の「ワルツ」、第2幕第10曲の「情景」、第2幕第13局の「小さな白鳥たちの踊り」など数多くの名曲が誕生しています。チャイコフスキー自身が編んだ「くるみ割り人形」や自身が選曲に携わった「眠りの森の美女」のような定まった組曲は存在していないため、オーケストラの演奏会で演奏される組曲は、指揮者によってかなり異なっています。私が以前演奏した時も、組曲という名称ではなくて、抜粋という名称を使いました。/p>

2023年4月15日 (土)

4月15日 名曲100選 映画音楽(洋画)篇・81 追憶

「追憶」(The way we were)は1973年公開のアメリカ映画です。
監督はシドニー・ポラック、主演はバーブラ・ストライサンドとロバート・レッドフォード。
学生運動盛んなる時代に出会った思想信条がまるで異なるカップルが、やがて別れ数年後に束の間の再開を果たすお話です。
音楽は、マーヴィン・ハムリッシュ。
バーブラ・ストライサンドの歌った主題歌「追憶」はBillboard1位となり1974年の年間ランキングでも1位となりました。また、この曲はアカデミー主題歌賞も受賞しています。

2023年4月14日 (金)

4月14日 名曲100選 室内楽曲篇・81 ヴァイオリン・ソナタ(ルクー)

ギヨーム・ルクーは1870年ベルギー生まれの作曲家です。1889年にフランクに作曲を師事しましたがフランクが翌年没したため、その後はダンディに師事しました。
1891年にローマ賞に応募したカンタータ「アンドロメダ」の抜粋版を聴いた名ヴァイオリニストのイザイが感銘を受けてルクーに依頼して作曲されたのが、このヴァイオリン・ソナタト長調です。同時に弦楽四重奏も依頼しています。
フランク最後の弟子として将来を嘱望されましたがチフスによって1894年に24歳で夭折してしまいました。
ヴァイオリン・ソナタは3つの楽章から出来ています。
第1楽章は美しい響きの(特にピアノが非常に美しい)序奏から始まり、主部は情熱的な音楽になっています。
第2楽章は8分の7拍子ですが、拍子は不規則に変化する歌のような音楽です。ルクーの故郷ベルギーのワロン地方の民謡に由来しています。
第3楽章は動きのある楽章です。非常に前向きな音楽で、最後はト長調になって堂々とした音楽で終わります。
24歳という若さで亡くなったため作品数は多くないですが、才能を垣間見ることができる習作だと思います。

2023年4月13日 (木)

4月13日 名曲100選 海外のロック篇・81 スモーク・オン・ザ・ウォーター

「スモーク・オン・ザ・ウォーター」は1972年にディープ・パープルが発売したアルバム「マシン・ヘッド」に収録され1973年にシングル盤がBillboard4位となる大ヒットとなった曲です。
アルバムのレコーディングを予定していたスイスのレマン湖(歌詞の中ではジュネーブ湖)に臨むモントルー・カジノが、レコーディング目前にフランク・ザッパのコンサート中に火災で全焼してしまった事件を歌った曲です。
詳しい内容についてはこちらをご覧ください。
冒頭のリッチー・ブラックモアのギターの3つの音を聴いただけで、この曲がわかるほど有名なイントロで始まる曲です。


2023年4月12日 (水)

4月12日 名曲100選 歌劇のアリア篇・81 宝石の歌

「宝石の歌」(Ah! je ris de me voir)は、グノーの歌劇「ファウスト」第3幕のアリアです。
村娘マルグリットの家の前に、ファウストとの仲を取りもとうとするメフィストフェレスが宝石入りの小箱を置きます。玄関に置かれた宝石を見つけたマルグリットがその宝石を身に着けながら歌うアリアが宝石の歌です。
内容は、宝石を身に着けた自分のすがたにうっとりする、私はもう王様の娘よ  というようなものです。

2023年4月11日 (火)

4月11日 名曲100選 日本のフォーク・ニューミュージック篇・81 めぐり逢い紡いで

「めぐり逢い紡いで」は大塚博堂が1978年に発売した5枚目のシングルです。作詞はるい(小坂洋二)。布施明との競作になって布施明バージョンはオリコン28位になって、紅白歌合戦でも歌われました。
愛する男性への女性の情感を歌いあげた曲です。

2023年4月10日 (月)

4月10日 名曲100選 交響曲篇・81 交響曲第4番(アイヴズ)

アイヴズの交響曲第4番は1916年に作曲されました。基本的には3管編成ですが、トランペット6本、連弾のピアノ1台、独奏のピアノ1台、四部音(通常の半音の更に半分の音程が出る)ピアノ、チェレスタ、オルガン、エーテル・オルガンといった多彩な鍵盤楽器、大規模な打楽器群、混声合唱、独奏ヴァイオリン4本、独奏ヴィオラ、ハープ2本、弦は6部、舞台裏の合唱などかなりの大規模の編成になっていますので、滅多に演奏される事はありません。楽章は4つですが調性は無く、讃美歌の引用が多いのが特徴です。特に「主よみもとに」が第1楽章と終楽章に引用されて柱になっていますが、第2楽章では「埴生の宿」や「ジョージア行進曲」「藁の中の七面鳥」「草競馬」、モーツァルトのクラリネット五重奏曲などが引用されています。
第1楽章冒頭からピアノと低弦によって奏されるのが主題です。その後「夜を守る友よ」による合唱に入ります。
第2楽章は静けさとけたたましさが交互に現れる楽章です。上記引用も気をつけて聞かないと喧騒の中で気がつかない事もあります。
第3楽章はチェロによって「きたのはてなる」の旋律が提示され、フーガや対位法が展開されます。
第4楽章は打楽器が刻むリズムの中コントラバスが「主よみもとに」の後半の主題が提示され、オーケストラは徐々に幅と厚みを増していきます。後半にはエーテル・オルガン(鍵盤ハーモニウム)という電子楽器が使われていますが、この楽器は作曲当時は存在しておらず後日の改訂と思われます。そのため実際にはオンド・マルトノを使用する事が通常のようです。

2023年4月 9日 (日)

4月9日 名曲100選 管弦楽曲篇・80 オーストリアの村つばめ

「オーストリアの村つばめ」op.164は、ヨーゼフ・シュトラウスが友人でもあった小説家ジルバーシュタインが1862年から63年にかけて発表した大衆小説「オーストリアの村つばめ」から着想を得て作曲したワルツです。
この小説はアルプスの自然と、そこに暮らす純朴は青年の恋心を綴ったもので、この曲も村つばめが訪れる初夏のウィーンの自然を表現した曲になっています。
曲の形式はウィンナ・ワルツ初期のレントラー風のワルツで5つの旋律が使われています。序奏から始まり5つのワルツと後奏で終わる構成になっています。つばめはオーストリアの国鳥で、オーストリアの豊かな自然を象徴する曲と見なされ、ウィーン少年合唱団のレパートリーにもなっています。

2023年4月 8日 (土)

4月8日 名曲100選 映画音楽(洋画)篇・80 タミー

「雨に唄えば」で一躍スターとなったデビー・レイノルズが1957年に出演した「タミーと独身者」の主題歌が「タミー」です。
田舎育ちの純朴で聡明な少女タミーの青春を描いたコメディ・タッチの作品です。
映画自体は、それ程のヒットとはならなかったものの、映画の中でデビー・レイノルズが歌った「タミー」は全米ヒットチャートで5週連続の1位となった大ヒット曲でした。作曲はジェイ・リビングストン、作詞レイ・エバンスという「ボタンとリボン」「モナ・リザ」「ケ・セラ・セラ」などを産み出した名コンビによるもの。
その後、映画はシリーズ化され4つの作品が公開されましたが、デビー・レイノルズが出演したのは1作目だけでした。

2023年4月 7日 (金)

4月7日 名曲100選 室内楽曲篇・80 オーボエ四重奏曲(モーツァルト)

モーツァルトのオーボエ四重奏曲ヘ長調K.370(368b)は1781年に作曲しされています。
オーボエと弦楽器のための室内楽曲の代表的な作品のひとつです。
当時の有名なオーボエ奏者フリードリヒ・ラムのために書かれたものです。1777年マンハイムに滞在していたモーツァルトはラムと知り合い、1778年にラムの演奏するモーツァルトのオーボエ協奏曲の演奏を聴いて感心し、ラムがミュンヘンに移った後ミュンヘンを訪れたモーツァルトが彼のために作曲したものです。
3つの楽章からなる曲です。ソナタ形式の第1楽章は、晴れやかな主題から始まる軽快な楽章です。
第2楽章は表情豊かな短い緩徐楽章です。
ロンド形式の第3楽章は躍動感豊かな楽章で、オーボエの技巧が華やかに展開されます。

2023年4月 6日 (木)

4月6日 名曲100選 海外のロック篇・80 スクゥイーズ・ミー、プリーズ・ミー

スクゥイーズ・ミー、プリーズ・ミー(Skweeze Me, Pleeze me)はイギリスのグラムロック・バンド スレイドが1973年に発売したシングル曲で、全米チャートでは初の1位になりました。
スレイドは、時々意図的に英語の綴りを間違えてタイトルに用いていますが、この曲の原題「Skweeze Me, Pleeze me」は正しいスペルでは「Squeeze me, Please me」で、「オレを抱きしめてくれ、オレを喜ばせてくれ」というような意味です。
スレイドはイギリスでは1970年代半ばには、Tレックス、デヴィッド・ボウイ、スウィート、スージー・クワトロなどと並ぶ人気ミュージシャンになっていましたが、アメリカでは成功する事ができませんでした。グラムロックは、アメリカではなかなか受け入れられなくて、デヴィッド・ボウイでさえもグラムロック時代は現在ほどの評価は得られていませんでした。日本ではグラムロックは受け入れられていたのですが、アメリカでは1970年代前半はプログレッシブやハードロック全盛期でした。

2023年4月 5日 (水)

4月5日 名曲100選 歌劇のアリア篇・80 永久に君を失えば

ヴェルディの中期作品の中の傑作のひとつが「仮面舞踏会」です。この曲が初演されたのが1859年2月17日。ですが、初演には紆余曲折がありました。元々はナポリの劇場から依頼を受けて作曲したものですが、1792年スウェーデンの啓蒙君主グスタフ3世がストックホルムのオペラ座で上演されていた劇 仮面舞踏会の最中に暗殺された事件を題材にした戯曲を元にしていたため、当時検閲の厳しかったナポリでは「王の暗殺」は不味いだろうという事で断念、それ程厳しくなかったローマで初演する事になりました。ただしローマでも、ストーリーの舞台をヨーロッパ以外にする事という条件がつけられました。その為に、舞台はイギリス植民地時代のボストン、国王をボストンの総督、暗殺者の伯爵を総督の秘書に変更してようやく上演にこぎつけたというわけです。(以上再掲載)
その仮面舞踏会のクライマックスがグスタフ3世をモデルにしたボストン総督リッカルドが歌うロマンツァ「永久に君を失えば」です。
第3幕第2場で、リッカルドが横恋慕していた暗殺の犯人アンカーストレム伯爵をモデルにしたリッカルドの秘書レナートの妻アメリアを諦める決心をして歌った歌で、「レナートとアメリアをイギリスに戻らせよう。君を永久に失うことが定めなら君との思い出を秘めてわが人生の光、心のときめきは君のもとへ飛んで行く」と歌います。
その後第3場で仮面舞踏会の会場でリッカルドを刺し、リッカルドが瀕死の中、リッカルドの横恋慕であってアメリアは潔白である事、事件の関係者に特赦を与える事を言い残して息を引き取ります。

2023年4月 4日 (火)

4月4日 名曲100選 日本のフォーク・ニューミュージック篇・80 なごり雪

「なごり雪」は1974年3月発売のかぐや姫のアルバム「三階建ての詩」の収録曲として伊勢正三が作詞作曲した曲です。
翌1975年11月にイルカがカバーして発売したシングルが1976年にかけて大ヒットしオリコン週間ランキング4位となり、イルカの代表曲となりました。
歌詞の中では「東京で見る雪はこれが最後ね」と歌われていますが、曲のモチーフは伊勢正三の出身地である大分県津久見市の津久見駅(日豊本線)だそうで、津久見駅では駅メロとして使われ、記念碑も建てられているそうです。また、2002年には、この曲をモチーフに大林亘彦監督によって映画化もされています。
歌詞を見ると、曲のイメージ的には東京を離れるというよりも、地方の駅から東京へ出ていくという方がしっくり来るのですが、大分が舞台だと実際に雪が降ることはあるでしょうけれど、「雪」を重要なモチーフにするイメージでは無いし、ちょっとちぐはぐな感じがします。最後の方に「落ちてはとける雪を見ていた」というい事からも雪国では無いでしょうし、なかなか難しいシチュエーションを歌詞にした感じがします。
それでも、そんな歌詞を吹き飛ばすようなメロディが大ヒットの要因のひとつでしょうね。
この曲、最後は完全終止形を取っていないので、余韻を残して終わっていますが、それも魅力のひとつでしょう。

2023年4月 3日 (月)

4月3日 名曲100選 交響曲篇・80 交響曲第36番「リンツ」

モーツァルトの交響曲第36番ハ長調K.425「リンツ」は1783年に作曲されました。
モーツァルトがリンツ滞在中ホーエンシュタイン伯爵の予約演奏会のために4日間という速さで作曲したものです。こんなすごい曲を僅か4日で書き上げてしまった事はモーツァルトが天才だったことを証明するエピソードとして語られています。
編成はフルートもクラリネットも無く管楽器は2本ずつのオーボエ、ファゴット、ホルンとトランペットだけというコンパクトなものですが、そんなことは微塵も感じさせない堂々とした響きの曲になっています。
第1楽章はモーツァルトが初めて緩やかな序奏を置いた曲です。3小節の堂々としたトゥッティから始まり、その後はトーンを落として主題へと誘っていきます。第1主題はシンプルなもの。主題提示の後トゥッティになるところの低弦の分散和音の2小節間が、3年後に作曲された歌劇「劇場支配人」序曲の冒頭の低音楽器によって演奏されるメロディと全く同じというのは、知る人ぞ知るお話です。とにかくこの楽章、勿論途中メロディックなところはありますが、全体的には明るく勇壮な楽章です。
第2楽章は愛らしい主題から始まります。モーツァルトの交響曲の緩徐楽章でトランペットとティンパニ両方が使われている唯一の曲です。そのためにちょっとハイドン風な響きがします。
第3楽章はメヌエット、跳ねるようなリズムが印象的な曲。トリオはオーボエとファゴットの二重奏に他の楽器が伴奏するという雰囲気の曲です。
第4楽章は第1主題も第2主題も4度跳躍を持つメロディです。非常に勢いのある第1主題は問と答えのように対話をしながら提示されていきます。第2主題も勢いのあるレガートな曲。スケールの大きなフィナーレです。
この曲木管楽器が少ない分、トランペットの登場が多く、ホルンや弦楽器に負荷が高くなっている弾きがいのある曲です。

2023年4月 2日 (日)

4月2日 名曲100選 管弦楽曲篇・79 ダフニスとクロエ

「ダフニスとクロエ」はラヴェルが1912年に作曲した古代ギリシアの小説家ロンゴスの「ダフニスとクロエ」を題材にしたバレエ音楽です。
若い牧人ダフニスとクロエが主人公。ダフニスはクロエに横恋慕する牛飼いのドルコンと対立し、クロエの口づけを賭けて舞踏の腕前を競い勝利します。ダフニスが勝者となりますが、突如現れた海賊にクロエが誘拐され、ダフニスは昏倒してしまいます。そこへ3人のニンフが現れダフニスを蘇生させパン神に祈らせます。
海賊の野営地では、海賊に手籠めにされそうになったクロエのところにパン神の巨大な幻影が出現し助けます。再開を喜び合うダフニスとクロエの元に現れた羊飼いラモンから「パン神が自身のかつてのシリンクスに対する愛の思い出の故にクロエを救った」と教えられ、彼らは神に感謝する。というストーリーです。
上演時間は55分ですが、ラヴェルはバレエ音楽完成前に第1場の後半から第2場前半にかけての音楽を第1組曲として抜き出して1911年に初演し、バレエ初演後の1913年には、第3場の音楽をほぼそのまま抜き出して第2組曲として出版しました。現在では、この第2組曲がオーケストラの重要なレパートリーのひとつとなっています。
第2組曲は「夜明け-無言劇-全員の踊り」の3曲になっていますが、ほぼ切れ目なく演奏されます。
編成は4管編成の大規模編成のため、アマチュアではなかなか取り上げにくい曲ではあります。

2023年4月 1日 (土)

4月1日 名曲100選 映画音楽(洋画)篇・79 ジュラシック・パーク

「ジュラシック・パーク」は1993年に公開されたSF映画です。1990年発表のマイケル・クライトンの同名小説を原作として。スピルバーグが監督。全世界で9億ドルを超える興行収入を得ました。
バイオテクノロジーによって蘇らせた恐竜たちが集められたコスタリカ沖の島を恐竜のテーマパークとして公開前にモニター客を受け入れましたが、パークのシステムダウンなどによって恐竜たちが暴走し恐怖の島になってしまう、というのが骨格です。
その後続編が作られ、ジュラシック・ワールドへと引き継がれていきます。主演はサム・ニール。
音楽の担当は、ジョン・ウィリアムズで、スピルバーグが監督をした第2作までを担当しています。

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