3月15日 名曲100選 歌劇のアリア篇・77 ジプシーの歌(カルメン)
「ジプシーの歌 『鈴が打ち鳴らされれば』」(Chanson bohème)は、ビゼーの歌劇「カルメン」の第2幕でカルメンとその仲間たちによって歌われる曲です。
第2幕は、第1幕でカルメンの色香に惑わされカルメンを逃がしてしまったドン・ホセがカルメンたちの密輸業者の仲間になってしまう経緯が描かれています。
舞台はセヴィリアの町外れにある酒場。「アルカラの竜騎兵」と題される間奏曲の後、カルメンが仲間たちと踊り歌うのが「ジプシーの歌」です。
演奏会で演奏されるフリッツ・ホフマンの編曲した組曲版では第2組曲の最後に演奏される非常に盛り上がる曲です。
2本のフルートで始まり、カルメンが歌いやがて、一緒に歌う人も増えて来るといった具合に徐々にクレッシェンドしていくと共にテンポも上がっていくという、ビゼーが「アルルの女」のファランドールなどでも使った最高潮のまま曲を終える手法が使われています。これはビゼーが尊敬していたロッシーニが良く使う手法(ロッシーニ・クレッシェンドとも言われています)を真似たものなのでしょうか。
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