2月21日 名曲100選 日本のフォーク・ニューミュージック篇・75 驛舎
「驛舎」は、さだまさしが1981年2月にリリースしたソロ13枚目のシングル。さだまさしはソロデビュー7枚目以降のシングルをアルバムからのシングル・カットという手段を使っていないため、シングルでしか聴くことができない曲です。(ベスト盤、ライブ盤除く)
内容は、都会に出て行ったものの夢破れて故郷に帰ってきた女性を駅で出迎えた幼馴染の男性の目線で歌った曲。
昭和50年代頃までは駅は、その地域の顔でした。それは都会も田舎も同じ。東京でも、いくつかの駅は地方からのターミナル駅としての顔がはっきりしていました。
上野駅は東北・上信越、新宿駅は甲州、東京駅は東海道方面、両国駅は千葉方面。
上野駅は東北・上越新幹線が開通して東京始発になった後も、暫くは北へのターミナルの地位を確保していましたが、上野東京ラインが完成して常磐線、高崎線が東京を経て湘南や熱海まで延伸されるとすっかりターミナル駅の面影が無くなってしまいました。まだ頭端式ホームは残されていますが、発着する本数はラッシュ時間を除けばごく僅かで、昼間は他のホームを横目に閑散としています。
東京駅は今でも各新幹線や中央本線のターミナルなのですが、ターミナル駅の風情は昭和40年代後半には無くなってしまいました。
新宿も中央本線の特急の始発終着駅ですが、普通電車では途中駅。両国駅は、総武快速が横須賀線と直通された後暫く特急などの始発駅として使われていた地上ホームは一部を残して解体されています。
まだ地方都市では駅がその地域の顔となっているところが残っていますが、今は飛行場とかが顔なんでしょうかね。ただ、駅は線の上の点ですが、飛行場は、ただの点なので駅と飛行場は同じような顔にはならないでしょうね。
音楽と逸れた話になっちゃいました。
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