1月16日 名曲100選 交響曲篇・70 交響曲第5番(プロコフィエフ)
プロコフィエフの交響曲第5番変ロ長調op.100は、1944年にモスクワで作曲されました。作品番号100という事もあって普段より力を入れて作曲され、プロコフィエフの代表作のひとつとされています。
ヒトラーが独ソ不可侵条約を一方的に破棄して攻め込んで来た事によって、普段政治には無関心だったプロコフィエフも愛国心に目覚めて作曲したものです。3管編成の大規模な作品で演奏時間は約45分です。
第1楽章はソナタ形式。第1主題は変拍子に近い4拍子、第2主題は3拍子となっています。
第2楽章は三部形式のスケルツォ。主部はニ短調ですがトリオはニ長調となって軽快さを増しています。
第3楽章はロンド形式の緩徐楽章。抒情的な歌謡的な主題を持っています。
第4楽章はロンド形式。序奏の後第1楽章の主題が回想され、快活な主部に入っていきます。最後は楽器を減らして一旦音量を絞って、そこから急激に盛り上げてトゥッティで終わります。
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