1月21日 名曲100選 映画音楽(洋画)篇・70 慕情
「慕情」(Love is a Many-Splendored Thing)は1955年に公開されたアメリカ映画です。
ベルギー人と中国人の血を引く女性医師ハン・スーインの自伝的小説を映画化した作品で、ハン・スーインにはジェニファー・ジョーンズが扮しました。
舞台は第二次大戦直後の香港。映画ではハンはイギリスと中国のハーフという設定です。スーインは香港で病院勤めをしながら祖国の中国に帰る機会を伺っていました。夫は中国国民党の将校でしたが戦死し、今や中国は敵である共産党に支配されつつありました。
アメリカ人特派員マーク(ウィリアム・ホールデン)と知り合い恋に落ちましたがマークには別居中の妻がいて離婚の話し合いが難航。マークは朝鮮戦争の取材を命じられ、スーインはスキャンダルで居づらくなった病院を辞めてマークの帰りを待ち続けましたが、そこへ届いたのがマークの戦死の知らせでした。
主題歌は映画と同名の「慕情」。作詞ポール・ウェブスター、作曲サミー・フェイン、歌唱フォー・エイセスによるこの曲はアカデミー歌曲賞を受賞し、コニー・フランシス、アンディ・ウィリアムズ、フランク・シナトラなど多くの歌手によってカバーされ、映画音楽のスタンダード・ナンバーのひとつになっています。
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