1月23日 名曲100選 交響曲篇・71 交響曲第104番「ロンドン」
ハイドンの交響曲第104番ニ長調HobⅠ:104は、ハイドンが作曲した最後の交響曲です。ロンドンの音楽興業主ザロモンの招きによって2回のロンドン訪問のために作曲された93番以降の12曲の交響曲を「ロンドン交響曲」や「ザロモン交響曲」などと呼称しており、本来はこの第104番だけが特別にロンドン交響曲というわけではありませんが、なぜか104番だけ「ロンドン」という愛称で呼ばれています。
交響曲第104番は、古典的な4楽章構成の曲ですが、非常にスケール感の大きな曲です。
第1楽章は、メロディらしいメロディが無い序奏で始まります。主部は軽快なメロディで、100番「軍隊」の第1主題に似たような第1主題から始まります。
第2楽章 変奏曲。ハイドンらしい愛らしい緩徐楽章です。変奏曲は全部で3つ。短い第3変奏からそのままコーダに入ります。
第3楽章 メヌエット スケールの大きい主部と流麗なトリオからなっています。
第4楽章 ホルンとチェロによるD音のドローン(音高の変化なしに長く持続される音)をベースにクロアチア民謡に基づく主題で始まるソナタ形式の楽章です。
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