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2023年1月31日 (火)

1月31日 名曲100選 日本のフォーク・ニューミュージック篇・72 世情

世情は、中島みゆきが1978年4月にリリースした4枚目のアルバム「愛してくれと云ってくれ」に収録されている楽曲です。
シングル化されてはいませんが、1981年放映のテレビドラマ「3年B組金八先生」の挿入歌として用いられて広く知られるようになった曲です。
メロディ自体は、短い同じメロディが繰り返される単純な音楽なのですが、その歌詞と相まってドラマティックな楽曲になっています。
1960年代から1970年代の安保闘争など反政府運動が終焉を告げる「東大安田講堂事件」の頃大学生だった中島みゆきが、日常的に見ていた先輩たちのデモの様子を見た時の想いを歌にしたのが「世情」です。
私は、学生運動の尻尾の世代。
60年安保闘争は、ごく普通の学生や労働者が大規模デモなどに参加した騒乱でしたが、70年安保闘争は全共闘や新左翼などに組織された闘争でした。それでも一般の学生などが参加する事もありましたが、安田講堂事件での敗北で、その後は完全に組織による闘争になって国民の支持も次第に得られなくなり、やがてセクト間の闘争、内ゲバや、リンチ事件などに至って一部の人間の反政府運動へと変わってしまいました。
学生運動の尻尾世代の私は、あさま山荘事件の数年後に大学に入学した世代で、ごくごく限られた組織が反政府運動を行っていた時代。それでも1・2年の時は組織の妨害にあって年度末の試験は中止になりレポート提出、3年の時も試験場に組織が乱入して来たという体験をしました。
今の、若い方々には考えられない状況でした。
「世情」は、闘争についての虚しさや挫折した若者へのレクイエムという意味をこめた曲だと思います。


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