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2022年12月18日 (日)

12月18日 名曲100選 管弦楽曲篇・65 ウィーンの森の物語

J.シュトラウス二世のワルツ「ウィーンの森の物語」(Geschichten aus dem Wienerwald)op.325は1868年に作曲されました。
他のワルツに比べると構成が複雑になっていて、踊りの為というより演奏会用のワルツという位置づけの作品になっています。そのために聞き応えのある曲で、個人的にはシュトラウスのワルツの中では最も好きな曲候補のひとつです。
シュトラウスにしては、非常に長い序奏がついています。クラリネットによる森の情景描写にはじまり、堂々とした序奏のワルツの後テンポを落としてチェロのSoliによる第2ワルツの主旋律となるメロディ、続いてフルートによる鳥の声を象徴するカデンツァが出てきます。
その後ツィターによる独奏で第2ワルツの旋律が奏でられます。ツィターが無い場合は2本のヴァイオリンによるSoliで代用されます。その後序奏主題のワルツが合奏され序奏を終えます。
第1ワルツはヘ長調の流れるような有名なメロディです。
第2ワルツは変ロ長調になり序奏に出てきたワルツです。ABの二部形式です。
第3ワルツは変ホ長調となり ABAの三部形式になります。中間部は金管楽器が活躍する勇壮なメロディ
第4ワルツは変ロ長調のABの二部形式
第5ワルツは変ホ長調の三部形式。2拍子にも聞こえるワルツで短い中間部は金管楽器が活躍します。
コーダは第4ワルツの音型から第1ワルツ、第2ワルツと引継ぎ、再びツィターによる序奏のメロディが帰ってきて、急速にテンポを上げて終わります。

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