12月31日 名曲100選 映画音楽(洋画)篇・67 ビー
「かもめのジョナサン」(Jonathan Livingston Seagull)は、1970年に発行されベストセラーとなったリチャード・バックの同名小説を1973年に映画化した作品です。
主人公のかもめのジョナサン・リビングストンは、他のカモメたちが餌を取るためにしか飛ばないのに対し、飛ぶこと自体に価値を見出し飛ぶことの探求を始めます。ジョナサンの行為は他のかもめたちから変わり者扱いされ群れから追放されてしまいますが、それでもジョナサンは、生きることの意味や高い目的を発見するために、飛ぶことの追及を続ける。という宗教的な雰囲気を持つ作品でした。
登場するのはかもめだけで、人間は全く出てこないので、勿論セリフはありません。
その意味でも、この作品の音楽は非常に重要な要素となりました。音楽を担当したのはシンガー・ソングライターのニール・ダイアモンド。
サウンドトラックでは。「ビー」「スカイバード」「いとしき父(Dear Father)」「孤独な空(Lonley sky)」などの曲が形を変えて登場してきます。メインテーマの「ビー」は、Be動詞のBeの事で、「存在」というような意味合いで自分の存在意義を歌った曲です。