10月12日 名曲100選 歌劇のアリア篇・56 「ランメルモールのルチア」狂乱の場
「ランメルモールのルチア」は1835年にドニゼッティが作曲したオペラです。原作はスコットランドの作家ウォルター・スコットの小説「ラマムアの花嫁」。1669年にスコットランドで実際に起きた、意に染まない婚約を強いられた花嫁が花婿を刺した事件を小説化したもの。
兄エンリーコによってアルトゥーロとの政略結婚を強いられたノルマ。ノルマの恋人エドガルドとエンリーコは決闘を約束しますが、結婚の祝宴の最中ルチアがアルトゥーロを刺し殺し、自らも死んでしまいます。エドガルドは後を追い自殺してしまいます。
アルトゥーロを刺し殺したルチアが正気を失い、エドガルドとの結婚の幻想を延々と歌うのが「狂乱の場」です。
「優しいささやきが~香炉はくゆり~苦い涙を注げ」と歌われるコロラトゥーラ・ソプラノの20分弱の見せ場は、オペラの醍醐味のひとつです。
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