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2022年9月 5日 (月)

9月5日 名曲100選 交響曲篇・51 交響曲第8番(ドヴォルザーク)

ドヴォルザークの交響曲第8番ト長調op.88は1889年に作曲されました。
この曲、かつては「イギリス」という愛称で呼ばれることもありましたが、これはロンドンの出版社から作品を出版した事からつけられたというだけのもので、内容はむしろドヴォルザークの作品の中で最もボヘミア的なもので、音楽的にイギリスとの関連は殆ど見られないため最近は、この愛称を使うことは無くなりました。
2管編成4楽章構成の曲ですが、前日したようにチェコの雰囲気がたっぷり感じられる曲になっています。
最も演奏が平易な交響曲と言われることがありますが、ヴァイオリンの超高音の連続や、4楽章のフルートの息継ぎが困難な速いフレーズなど、あちこち演奏技術が必要な場面があり、決して簡単に演奏できる曲ではありません。
第1楽章はト短調の序奏から始まります。序奏と言ってもこのメロディはその後も2回登場しますので主要テーマのひとつと考えられます。ボヘミアの森の鳥のさえずりを思わせるフルートの独奏の後テンポを上げて主部に入りますが、実はこのフルートソロが第1主題の断片になっています。第2主題はロ短調になって木管で演奏されます。再度序奏のメロディの後の展開部は第1主題を中心に展開されます。コーダは主題を再現しながらハイテンションで結んで行きます。
第2楽章はハ短調ですが中間部は長調になる緩徐楽章です。途中ヴァイオリンのソロがありますが、重音が多用される結構難しいソロです。緩徐楽章にヴァイオリンのソロが出てくる曲は、ドヴォルザークが敬愛するブラームスの交響曲第1番がありますが、これを参考にしたのは間違いなさそうです。この中間部は美しい上にダイナミックな曲で同じドヴォルザークの第9番新世界よりの有名な第2楽章とはかなり性格の異なる楽章になっています。
第3楽章はスケルツォではなくワルツ風な曲です。中間部の旋律は自作の歌劇「がんこな連中」から取られたものです。
第4楽章はトランペットのファンファーレから始まります。主部は18曲からなる変奏曲のスタイルを取っており、これも敬愛するブラームスが第4交響曲の終楽章でシャコンヌという変奏曲の一種のスタイルを採用した事の影響を受けたと思われます。弦楽器によってゆったりと始まる変奏はスピードを上げて前述したフルートの独奏などにスタイルを変えて進んでいき、再度ファンファーレで再現部に入り穏やかな変奏に戻りますが、コーダは再度テンポを上げて輝かしく曲を閉じます。

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