9月26日 名曲100選 交響曲篇・54 フランスの山人の歌による交響曲
フランスの山人の歌による交響曲op.25は、ダンディが1886年に作曲した交響曲です。
主要な主題をフランス南部のセヴェンヌ地方で記録した民謡を使っておりセヴェンヌ交響曲という別名で呼ばれることもあります。
交響曲としては珍しくピアノの存在が目立っていますが、オーケストラに常に寄り添っており協奏曲のような独奏を聴かせる曲ではないため、あくまでも交響曲に分類されています。
3つの楽章から成る30分程の曲で循環形式で構成されています。冒頭でコールアングレによって演奏される主題が形を変えて全曲に現れます。
第1楽章は緩やかな主題の提示から始まり、主部では中庸の速さですが活き活きとした曲になっています。
第2楽章は緩徐楽章
第3楽章は冒頭のピアノからはじまる活発な曲になっています。
全体を通して、セヴェンヌ地方の山ののんびりした風景と、そこで生活する人たちの活き活きとした姿が感じられる名作だと思います。
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