9月19日 名曲100選 交響曲篇・53 シンフォニエッタ
シンフォニエッタは「小さな交響曲」を意味するイタリア語です。数多くの作曲家がシンフォニエッタと称する作品を作曲していますが、その中で最も有名な曲が、ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」です。
この作品は交響曲としての性格は殆ど失われていて元々軍楽として構想されているため金管楽器の活躍が顕著な曲です。楽章は5つですが、それぞれに副題が添えられています。
第1楽章 「ファンファーレ 」Allegretto 変ニ長調 4分の2拍子
第2楽章 「城塞(シュピルベルク城)」 Andante 変イ長調 8分の4拍子
第3楽章 「修道院(ブルノの王妃の修道院)」 Moderato 変ホ短調 2分の2拍子
第4楽章 「街路(古城に至る道)」 Allegertto 変ニ長調 4分の2拍子
第5楽章 「支庁(ブルノ旧市庁舎)」 Andante con moto - Allegretto 変ニ長調 4分の2拍子
楽器編成はかなり変則的になっています。フルート4(内1本はピッコロ持ち替え)、オーボエ2(1本はイングリッシュホルン持ち替え)、クラリネット2、小クラリネット1、バスクラリネット1、ファゴット2、ホルン4、トランペット3、トロンボーン4、チューバ、ティンパニ、シンバル、鐘、ハープ、弦楽合奏に加えてバンダで9本のトランペット、2本のバストランペット、2本のテノールチューバとなっています。
途中の楽章では抒情的な音楽も出てきますが、ファンファーレの印象が強く残る派手な音楽です。
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