9月29日 名曲100選 海外のロック篇・54 シー・ミー・フィール・ミー
イギリスのロックバンド ザ・フーが1969年に発表した「トミー」はロック・オペラを確立した作品としてロック史に残っています。
父親の犯した殺人を目撃したショックで視覚・聴覚・発話に障害を来たしたトミー少年を主人公とする作品。トミーはやがてピンボールの才能を開花させ、あるきっかけで三重苦が完治するとトミーは教祖のような立場に祭り上げられます。トミーは飲酒・喫煙を禁止し目と口と耳をふさいだ状態でピンボールをプレイするように信者たちに強要するようになり信者は離れて行ってしまいます。
全てを失ったトミーは最後に「僕を見て、僕を感じて」と内なる声を発して物語は終わります。
この最後に歌われるのが「シー・ミー・フィール・ミー」です。
この曲はロック・オペラの最終曲「俺たちはしないよ(We're Not Gona Take It)」の後半部分を抜き出したもので、1970年にはシングルカットもされ全米チャート12位となりました。
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