9月4日 名曲100選 管弦楽曲篇・50 コッペリア
「コッペリア」は、ドリーブが1870年に作曲したバレエ音楽です。
正式な原題は「コッペリア、あるいはエナメルの目をもつ乙女」です。原作は「くるみ割り人形」や「ホフマン物語」などの原案となる小説を書いたE.T.A.ホフマンの「砂男」。
ストーリーは、コッペリウス博士の作った自動人形コッペリアを人形とは知らず恋してしまう村の青年フランツと、その恋人スワニルダとコッペリウス3人の全3幕のどたばた劇です。
ドリーブが編んだ組曲は存在していませんが、第1幕の「前奏曲とマズルカ」「ワルツ」「麦の穂のバラード」「スラブの主題による変奏」「チャルダッシュ」、第2幕の「機械仕掛けの人形の音楽」などが抜粋して演奏されます。
特に演奏機会の多いのが「前奏曲とマズルカ」「スワニルダのワルツ」「チャルダッシュ」「スラブの主題による変奏」」の4曲です。
「前奏曲とマズルカ」はホルンによるメロディで始まる前奏曲から、ポーランドの民俗舞踊のマズルカが力強く始まります。
「スワニルダのワルツ」は、スワニルダが踊る優雅なワルツ
「チャルダッシュ」はハンガリーの特徴的な音楽。ゆっくりとしたテンポで始まり、急速にテンポが早まって踵を打ち鳴らす調子の良いメロディになります。
「スラブの主題による変奏」はドラマティックな曲なので大体組曲の最後に演奏されます。
You Tubeは4曲目に情景と人形のワルツ、5曲目に麦の穂のバラードが挟まっています。
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