9月23日 名曲100選 室内楽曲篇・53 精霊の踊り
ドイツで生まれ、オーストリアとフランスで活躍したオペラの作曲家グルックの数多い作品の中で最も知られるのが「オルフェオとエウリディーチェ」です。「オルフェオとエウリディーチェ」はギリシア神話に基づく話で、妻エウリディーチェを失ったオルフェオが冥界に妻を取り戻しに行く物語で、日本でも似たようなイザナギとイザナミの神話が古事記や日本書紀に記されています。
この神話伝説は、様々な作曲家に取り上げられていますが、その代表格がこのオペラになります。
このオペラの第2幕第2場天国の野原で精霊たちが踊る場面で演奏されるのが「精霊の踊り」です。この曲は穏やかで優しいメロディと中間部に哀調を帯びたメロディの優雅な曲で、様々な楽器用に編曲され、リサイタルなどで演奏されます。クライスラーがヴァイオリンとピアノ用に編曲した「メロディ」やズガンパーティやケンプが編曲したピアノ版などが知られていますが、最も多く演奏されるのがフルートとピアノによる曲でしょう。編曲は様々な作曲家や演奏家によって成されています。
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