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2022年9月30日 (金)

9月30日 名曲100選 室内楽曲篇・54 マカベウスのユダの主題による12の変奏曲

ベートーヴェンの「ヘンデルの『マカベウスのユダ』の『見よ勇者は帰る』の主題による12の変奏曲」WoO45は1796年に作曲されたチェロとピアノのための曲です。
ヘンデルを尊敬していたと言われているベートーヴェンがピアニストのリヒノフスキー侯爵夫人のために作曲されたものです。そのために冒頭の主題や第一変奏はピアノが主役という、ピアノ伴奏つきのチェロ曲とは異なる作品になっています。
誰でも知っている曲「見よ勇者は帰る」を主題とした変奏曲なので、とても親しみやすい作品ですが、第7変奏ではチェロが3連符を引き続ける技巧的なものになっていますし、最後の変奏では3拍子となってベートーヴェンらしいユニークなアイデアも盛り込んだ曲になっています。

2022年9月29日 (木)

9月29日 名曲100選 海外のロック篇・54 シー・ミー・フィール・ミー

イギリスのロックバンド ザ・フーが1969年に発表した「トミー」はロック・オペラを確立した作品としてロック史に残っています。
父親の犯した殺人を目撃したショックで視覚・聴覚・発話に障害を来たしたトミー少年を主人公とする作品。トミーはやがてピンボールの才能を開花させ、あるきっかけで三重苦が完治するとトミーは教祖のような立場に祭り上げられます。トミーは飲酒・喫煙を禁止し目と口と耳をふさいだ状態でピンボールをプレイするように信者たちに強要するようになり信者は離れて行ってしまいます。
全てを失ったトミーは最後に「僕を見て、僕を感じて」と内なる声を発して物語は終わります。
この最後に歌われるのが「シー・ミー・フィール・ミー」です。
この曲はロック・オペラの最終曲「俺たちはしないよ(We're Not Gona Take It)」の後半部分を抜き出したもので、1970年にはシングルカットもされ全米チャート12位となりました。

2022年9月28日 (水)

9月28日 名曲100選 歌劇のアリア篇・54 私は最高権力を握った

ムソルグスキーが作曲した歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」は1872年に作曲されました。
16世紀から17世紀初頭に実在したロシア皇帝ボリス・ゴドゥノフの生涯をオペラ化したものです。ボリスは下級貴族出身で雷帝と言われたイヴァン4世に仕え、新任を得てイヴァン4世の死後妹が嫁いだフョードルがフョードル一世として即位した時に摂政として政治に深く関わるようになりました。フョードルの息子ドミトリーが早逝(ボリスが暗殺したという説もあります)し1598年に後継者が無いままフョードル一世が死ぬとボリスは全国会議でツァーリ(皇帝)に選出されました。出自が卑しいボリスに対し貴族たちから反対運動が勃発しましたが、ボリスは粛清を行い圧政を敷きました。またこの治世には凶作、飢饉、疫病などの災害が頻発し暴動などの動乱の時代を迎える中ボリスは1605年に急死してしまいます。
この歴史的事実をオペラ化したものが当作品で、第2幕最後の場面でボリスが歌うモノローグが「私は最高権力を握った」です。
「自分は権力を手に入れ6年間国を無事に治めてきたが心に幸福は無い。許婚の急死、大貴族の裏切り、外国の陰謀、飢饉や疫病。全ての罪が自分にあると国中で怨嗟の声が上がっている」と歌います。

2022年9月27日 (火)

9月27日 名曲100選 日本のフォーク・ニューミュージック・54 コートにすみれを

「コートにすみれを」は、フォークシンガーみなみらんぼうの1枚目のアルバム「武蔵野夫人」に収録された曲です。
みなみらんぼうの「らんぼう」はフランスの詩人アルチュール・ランボーにあやかって付けた名前です。名前のとおり、ソングライターとしても独特の感性を持っていて、植物などの自然に対する造詣も深く詩にもその優しさが滲み出ています。
楽曲提供も多く、特に子供向けの曲を得意としています。「みんなの歌」や「ママとあそぼう!ピンポンパン」、「ロンパールーム」などにも多くの楽曲を提供していますが、最も有名な曲は「みんなの歌」から大ヒットした「山口さんちのツトム君」でしょう。1976年発表で150万枚超のミリオンセラーを記録しています。
「コートにすみれを」は失恋ソング。愛しあっているのに別れざるを得ないカップルを歌ったものです。

2022年9月26日 (月)

9月26日 名曲100選 交響曲篇・54 フランスの山人の歌による交響曲

フランスの山人の歌による交響曲op.25は、ダンディが1886年に作曲した交響曲です。
主要な主題をフランス南部のセヴェンヌ地方で記録した民謡を使っておりセヴェンヌ交響曲という別名で呼ばれることもあります。
交響曲としては珍しくピアノの存在が目立っていますが、オーケストラに常に寄り添っており協奏曲のような独奏を聴かせる曲ではないため、あくまでも交響曲に分類されています。
3つの楽章から成る30分程の曲で循環形式で構成されています。冒頭でコールアングレによって演奏される主題が形を変えて全曲に現れます。
第1楽章は緩やかな主題の提示から始まり、主部では中庸の速さですが活き活きとした曲になっています。
第2楽章は緩徐楽章
第3楽章は冒頭のピアノからはじまる活発な曲になっています。
全体を通して、セヴェンヌ地方の山ののんびりした風景と、そこで生活する人たちの活き活きとした姿が感じられる名作だと思います。

2022年9月25日 (日)

9月25日 名曲100選 管弦楽曲篇・53 プルチネルラ

バレエ音楽「プルチネルラ」はイタリアの古典的な仮面劇「コメディア・デッラルテ」をテーマにしたバレエを作るというバレエ・リュスの依頼によって1920年にストラヴィンスキーが作曲した作品です。
「プルチネルラ」はペルゴレージやヴァッセナールなどの作品を元にリズムや和声に近代的なものを取り入れて作った作品です。ストラヴィンスキーの新古典派時代の代表作と言われています。
プルチネルラは、町のイケメン青年。町の娘たちは皆プルチネルラに惚れているし、男たちは嫉妬しています。またプルチネルラの恋人ピンピネルアラはプルチネルラを喧嘩をしてしまい、町の男はプルチネルラを殺してしまいます。実際はプルチネルラは死んでおらず自分に扮装した友人に死んだふりをさせただけ。人々がプルチネルラの遺体を見て嘆いている中、本物のプルチネルラは魔術師に化けて登場し偽者のプルチネルラを生き返らせます。
プルチネルラを殺したと思い込んだ男たちは意中の娘をものにするためプルチネルラに変装してやって来て、町中プルチネルラだらけとなって混乱しますが、最後にネタばらし。無事にプルチネルラも男たちも結婚できてめでたしめでたし。
このバレエからストラヴィンスキーが演奏会用として8曲の組曲を作っています。
ストラヴィンスキーの三大バレエと比べて、古典的で聞きやすい上にとても愛らしい曲になっています。

2022年9月24日 (土)

9月24日 名曲100選 映画音楽(洋画)篇・53 バック・トゥ・ザ・フューチャー

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は1985年公開のロバート・ゼメキス監督のSF映画です。
主演はマイケル・J・フォックスとクリストファー・ロイド。ドクが作った落雷のパワーを使うデロリアンを改造したタイムマシーンを使ってマーティが過去へ行って、自分が誕生しないという危機を救うタイム・パラドクス物。その後第3作まで作られました。
第1作は主題歌はヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの「パワー・オブ・ラブ」ですが、シリーズ全体を通してのオープニング曲は、アラン・シルヴェストリが作曲した「バック・トゥ・ザ・フューチャー」です。

2022年9月23日 (金)

9月23日 名曲100選 室内楽曲篇・53 精霊の踊り

ドイツで生まれ、オーストリアとフランスで活躍したオペラの作曲家グルックの数多い作品の中で最も知られるのが「オルフェオとエウリディーチェ」です。「オルフェオとエウリディーチェ」はギリシア神話に基づく話で、妻エウリディーチェを失ったオルフェオが冥界に妻を取り戻しに行く物語で、日本でも似たようなイザナギとイザナミの神話が古事記や日本書紀に記されています。
この神話伝説は、様々な作曲家に取り上げられていますが、その代表格がこのオペラになります。
このオペラの第2幕第2場天国の野原で精霊たちが踊る場面で演奏されるのが「精霊の踊り」です。この曲は穏やかで優しいメロディと中間部に哀調を帯びたメロディの優雅な曲で、様々な楽器用に編曲され、リサイタルなどで演奏されます。クライスラーがヴァイオリンとピアノ用に編曲した「メロディ」やズガンパーティやケンプが編曲したピアノ版などが知られていますが、最も多く演奏されるのがフルートとピアノによる曲でしょう。編曲は様々な作曲家や演奏家によって成されています。

2022年9月22日 (木)

9月22日 名曲100選 海外のロック篇・53 黒い炎

ビル・チェイスを中心に1970年に結成されたブラス・ロック・バンド チェイスのデビュー曲が「黒い炎」(Get It On)です。
ビルボード24位まで上昇したこの曲が、チェイスの最大のヒット曲となりましたが結成2年を待たずに解散してしまいました。
「黒い炎」はその後の歌手や作曲家にヒットの規模以上の影響を残しています。日本でも和田アキ子がカバーしたり、欧陽菲菲のヒット曲「恋の追跡(ラヴ・チェイス)」などに影響を与えています。トランペット4本によるイントロは、この曲自体を知らなくても何となく聞いたことがあるのではないでしょうか。

2022年9月21日 (水)

9月21日 名曲100選 歌劇のアリア篇・53 鍛冶屋の合唱 

歌劇「イル・トロヴァトーレ」はヴェルディが作曲し1853年にローマで初演された作品です。
スペインを舞台に、アラゴンの貴族ルーナ伯爵とアラゴン王妃の美しい女官レオノーラと放浪の騎士で吟遊詩人(実はルーナ伯爵の実弟)マンリーコの三角関係を描いた歌劇です。
この中で、第2幕冒頭の非常に有名な合唱曲鍛冶屋の合唱は、通称アンヴィル・コーラスと呼ばれ、歌劇の合唱曲の定番として単独でも演奏される曲です。この曲は曲中に本物の金床が叩かれる事でも知られる、調子のよい曲です。

2022年9月20日 (火)

9月20日 名曲100選 日本のフォーク・ニューミュージック篇・53 1ダースの言い訳

「1ダースの言い訳」は1986年の稲垣潤一の10枚目のシングルです。
三洋電機のCMソングとしても使われました。
歌詞の内容は、喧嘩をしてしまった恋人への後悔と再認識した愛情を歌ったものです。
と言ってもジメジメした歌ではなくて、前向きなアップテンポの歌になっていて爽快な感じがする曲です。

2022年9月19日 (月)

9月19日 名曲100選 交響曲篇・53 シンフォニエッタ

シンフォニエッタは「小さな交響曲」を意味するイタリア語です。数多くの作曲家がシンフォニエッタと称する作品を作曲していますが、その中で最も有名な曲が、ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」です。
この作品は交響曲としての性格は殆ど失われていて元々軍楽として構想されているため金管楽器の活躍が顕著な曲です。楽章は5つですが、それぞれに副題が添えられています。
第1楽章 「ファンファーレ 」Allegretto 変ニ長調 4分の2拍子
第2楽章 「城塞(シュピルベルク城)」 Andante 変イ長調 8分の4拍子
第3楽章 「修道院(ブルノの王妃の修道院)」 Moderato 変ホ短調 2分の2拍子
第4楽章 「街路(古城に至る道)」 Allegertto 変ニ長調 4分の2拍子
第5楽章 「支庁(ブルノ旧市庁舎)」 Andante con moto - Allegretto 変ニ長調 4分の2拍子
楽器編成はかなり変則的になっています。フルート4(内1本はピッコロ持ち替え)、オーボエ2(1本はイングリッシュホルン持ち替え)、クラリネット2、小クラリネット1、バスクラリネット1、ファゴット2、ホルン4、トランペット3、トロンボーン4、チューバ、ティンパニ、シンバル、鐘、ハープ、弦楽合奏に加えてバンダで9本のトランペット、2本のバストランペット、2本のテノールチューバとなっています。
途中の楽章では抒情的な音楽も出てきますが、ファンファーレの印象が強く残る派手な音楽です。

2022年9月18日 (日)

9月18日 名曲100選 管弦楽曲篇・52 悲しきワルツ

フィンランドの作曲家シベリウスは1903年にヤルネフェルトの戯曲「クオレマ」に向けて劇音楽を作曲しました。「クオレマ」は6曲からなる付随音楽で、この中から幾つかの曲をシベリウス自身が改訂して管弦楽曲として出版しています。
劇音楽の第1曲を改訂したものが「悲しきワルツ」、第3曲と第4曲を結合して改訂したものが「鶴のいる情景」、その他弦楽合奏のための「恋人たちのロンディーノ」なども編曲しています。
「悲しきワルツ」は、シベリウスの管弦楽曲の代表作のひとつで、題名のとおり美しくも悲しげな旋律に彩られた名曲です。「悲しきワルツ」の元になった筋書きは「幼い息子パーヴァリが見守る中、若い母親が病床に伏しています。母親は舞踏会の夢を見て、夢から覚めて病床から起き上がって踊り始めます。すると死んだ夫が彼女を踊りに誘いますが、夫と思っていた幻影は死神で、母親はそのまま息絶えてしまいます」

 

2022年9月17日 (土)

9月17日 名曲100選 映画音楽(洋画)篇・52 ラ・ラ・ルー

「ラ・ラ・ルー」はディズニー・アニメ「わんわん物語」の挿入歌です。
「わんわん物語」の原題は「Lady and the Tramp」、「お嬢様と風来坊」という意味です。原題のとおり、ディア家で飼われていた血統書つきのアメリカン・コッカー・スパニエル」の雌犬レディが、飼い主の留守中に町に飛び出し、出会った野良犬のトランプと恋に落ちますが、レディは保健所に連れて行かれてしまいます。そこでトランプに多くのガールフレンドが居ることを知り喧嘩別れしてしまいます。
レディは家に戻りますが、その後ディア家の赤ちゃんの部屋にネズミが侵入したところにトランプが駆けつけ、仲直りして結ばれるというお話。
オープニング・テーマの「ベラ・ノッティ」も有名な曲ですが、ディア家の奥さんダーリングが赤ちゃんのために歌う子守歌「ララ・ルー」もディズニー映画音楽の名曲のひとつです。歌っているのはペギー・リーです。

2022年9月16日 (金)

9月16日 名曲100選 室内楽曲篇・52 弦楽四重奏曲第1番(アリアーガ)

アリアーガはスペインの作曲家で、スペインのモーツァルトと異名をとる作曲家です。
父親と兄によって神童に仕立て上げられましたが1826年に20歳の誕生日を前に亡くなってしまいました。死因ははっきりしていません。夭折したにもかかわらず、歌劇、交響曲なども作曲していますが、今日伝わる作品は多くはありません。
中でも3曲の弦楽四重奏曲が比較的知られています。
弦楽四重奏曲第1番ニ短調は18歳の時の作品で、ロマン派音楽の要素が加わった古典派の曲という感じです。


2022年9月15日 (木)

9月15日 名曲100選 海外のロック篇・52 ワイルド・ワン

スージー・クワトロは女性ロック・ミュージシャンの先駆者でした。ガールズ・バンドの活動を経てソロ・ミュージシャンとして1972年にデビュー。セカンド・シングルの「キャン・ザ・キャン」がヨーロッパなどで大ヒットして、その後「48クラッシュ」「デイトナ・デモン」「悪魔とドライブ」なども続けてヒットしましたが、母国のアメリカではそれほどのヒットを生むことができませんでした。
「ワイルド・ワン」は6枚目のシングルで、エレキベースを弾きながらシャウトするスタイルは変わっていませんが、実はこの曲にはスロウ・テンポのバージョンも存在しておりロック・アイドルから少し大人っぽさを出した曲です。

2022年9月14日 (水)

9月14日 名曲100選 歌劇のアリア篇・52 冬の嵐は過ぎ去り

ワーグナーの「ニーベルングの指環」四部作の2作目が楽劇「ワルキューレ」です。序夜にあたる「ラインの黄金」に続く「ニーベルングの指環」の実質的な幕開けとなる作品で1870年6月に単独で初演されました。
「ラインの黄金」の実質的な主役はジークムントとジークリンデの双子の兄妹。神々の長であるヴォータンが人間に生ませました。ヴェルズング族のジークムントとヴェルズング族の宿敵フンディングの妻となっているジークリンデは自分たちが兄妹ということを知りませんでした。
戦いに傷ついたジークムントが逃げ込んだのがフンディングの館で、そこでジークリンデと出会い惹かれあいます。フンディングはジイークムントが宿敵である事を知って決闘を申し渡しますが、ジークリンデがフンディングに眠り薬を飲ませジークムントを逃がそうとします。そこでジークムントが歌うのが「冬の嵐は過ぎ去り」です。それに応えてジークリンデが歌い二重唱になり、生い立ちを語る内に2人が兄妹である事を知ります。

2022年9月13日 (火)

9月13日 名曲100選 日本のフォーク・ニューミュージック篇・52 星空のディスタンス

「星空のディスタンス」は1984年1月に発売されたALFEE17枚目のシングルで、ALFEEのシングルの中で2番目の大ヒット曲です。
作詞は高見沢俊彦と高橋研、作曲は高見沢俊彦のロック調の曲ですが、歌詞は別れた恋人への未練たっぷりの曲です。

2022年9月12日 (月)

9月12日 名曲100選 交響曲篇・52 交響曲第31番(ハイドン)

ハイドンの交響曲第31番ニ長調HobⅠ-31は1765年に作曲された作品です。「ホルン信号」の愛称で知られ4本のホルンが使われています。
この曲は初期のハイドンの作品の中では異彩を放つ作品として知られています。通常2本のホルンを4本使った事以外に随所に協奏曲的な箇所があり、第2楽章と第4楽章では様々な楽器を独奏として使っています。また終楽章がゆったりとしたテンポの変奏曲になっています。特に第4楽章では各変奏に独奏楽器を当てています。第1変奏はオーボエとホルン各2本、第2変奏はチェロ、第3変奏はフルート、第4変奏はホルンの四重奏、第5変奏ヴァイオリン、第6変奏は合奏ですが第7変奏はコントラバスが独奏楽器として使われています。
最後はPrestoにテンポをあげて堂々と終了します。

2022年9月11日 (日)

9月11日 名曲100選 管弦楽曲篇・51 あやつり人形の葬送行進曲

グノーの「あやつり人形の葬送行進曲」は元々は1872年にピアノのために作曲されました。それを1879年に管弦楽曲用に編曲し、その後テレビ番組の「ヒッチコク劇場」のテーマ曲として使われ有名になったものです。
この曲には根底となるストーリーがあります。決闘で死亡したマリオネットの葬儀がストーリーとなっていて、最初の部分はマリオネットが決闘で死ぬところ、ニ短調になって葬列が始まり、中央のニ長調の部分は葬送に戻る前に軽食をとる会葬者を描いたものです。4分ほどの短い曲で

2022年9月10日 (土)

9月10日 名曲100選 映画音楽(洋画)篇・51 キャバレー

「キャバレー」はブロードウェイ・ミュージカルを元に映画化され1972年に公開されました。
監督はミュージカル映画を得意としたボブ・フォッシー、ジュディ・ガーランドの娘ライザ・ミネリとマイケル・ヨークが主演しています。この映画ではライザ・ミネリがアカデミー主演女優賞を、ボブ・フォーシーが監督賞を受賞するなど8部門を受賞しました。
第二次大戦前のベルリンが舞台で、スターに憧れるアメリカ娘サリーが歌手として働くキットカットクラブというキャバレーが舞台。サリーの下宿に越してきた学生のブライアンとの恋を中心にひたひたと近づくナチスの影から、キットカットクラブでの生活は残り時間が少ないという事を思い知らされるというストーリーです。
タイトル曲の「キャバレー」はライザ・ミネリの歌唱力が発揮されたミュージカル史上の名曲のひとつです。

2022年9月 9日 (金)

9月9日 名曲100選 室内楽曲篇・51 ヴェニスの謝肉祭(ジェナン)

「ヴェニスの謝肉祭」は、元々ナポリ民謡で、これを様々な作曲家が様々な楽器用に変奏曲として作曲しています。
最も知られているのがパガニーニがヴァイオリン用に編曲したものですが、他にエルンストがヴァイオリン用、セルヴェのチェロ用を作曲していますし、フルート用にはジェナン、ブリッチャルディ、ドゥメルスマンなども変奏曲を作曲しています。
今回取り上げたのは、ジェナンのフルートとピアノのための変奏曲です。
ジェナンはフランスのアヴィニョン出身のフルート奏者で、2分弱の前奏の後ヴェニスの謝肉祭のテーマから変奏曲が始まります。非常にテクニカルな曲で、オクターブ跳躍や超高速タンギングといった超絶技巧を必要とする曲です。

2022年9月 8日 (木)

9月8日 名曲100選 海外のロック篇・51 マイ・スウィート・ロード

マイ・スウィート・ロードは、ジョージ・ハリスンが1970年に発表したジョージの最初のソロ・シングルで、全米・全英で1位に輝いた曲です。
ジョージは1960年代後半以降ヒンズー教に傾倒しており、この曲はヒンズー教の神クリシュナへの信仰心を歌った曲です。歌詞は単純明快で「私の優しい主よ 私は本当にあなたに会いたい・・・」といった内容を繰り返しています。元々はキーボード奏者のビリー・プレストンに提供した曲ですが、ジョージのギターがあってこその曲となってしまいました。

2022年9月 7日 (水)

9月7日 名曲100選 歌劇のアリア篇・51 岩のように動かず

モーツァルトの歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」(正式なタイトルは、「女はみなこうしたもの、または恋人たちの学校」)は1790年に初演されたオペラ・ブッファです。
哲学者アルフォンソが主張する「女は必ず心変わりする」に対して、青年士官フェルランドとグリエルモは「自分たちの恋人に限ってそんなことはない」と反論し、賭けをする事になります。グリエルモの恋人フィオルディリージとフェランドの恋人ドラベッラに対しお互いに親友の恋人を口説いて、女性たちがなびいてしまうかという賭け。2人は変装してお互いの恋人を口説き始めます。そこでフィオルディリージが歌うのが「岩のように動かず」。私の恋人を愛する心は岩のように動きません、と歌います。

結局、様々な策略によって2人は浮気心に負けてしまいますが、最後にはネタバラシでハッピーエンド。
内容が不道徳ということでモーツァルトのオペラの中では長い間低評価でしたが、20世紀になって再評価されるようになった歌劇です。


2022年9月 6日 (火)

9月6日 名曲100選 日本のフォーク・ニューミュージック篇・51 いつか何処かで(I FEEL THE ECHO)

いつか何処かで(I FEEL THE ECHO)は、桑田佳祐のソロ2作目のシングルです。
日本航空の1988年沖縄キャンペーンのイメージCMソングとして使われた他、映画「彼女が水着にきがえたら」の挿入歌、ユニクロのCMにも使われました。
歌詞は失恋ソングで、I feel the echoは彼女への思いを引きずっているというような意味で使われているようです。

2022年9月 5日 (月)

9月5日 名曲100選 交響曲篇・51 交響曲第8番(ドヴォルザーク)

ドヴォルザークの交響曲第8番ト長調op.88は1889年に作曲されました。
この曲、かつては「イギリス」という愛称で呼ばれることもありましたが、これはロンドンの出版社から作品を出版した事からつけられたというだけのもので、内容はむしろドヴォルザークの作品の中で最もボヘミア的なもので、音楽的にイギリスとの関連は殆ど見られないため最近は、この愛称を使うことは無くなりました。
2管編成4楽章構成の曲ですが、前日したようにチェコの雰囲気がたっぷり感じられる曲になっています。
最も演奏が平易な交響曲と言われることがありますが、ヴァイオリンの超高音の連続や、4楽章のフルートの息継ぎが困難な速いフレーズなど、あちこち演奏技術が必要な場面があり、決して簡単に演奏できる曲ではありません。
第1楽章はト短調の序奏から始まります。序奏と言ってもこのメロディはその後も2回登場しますので主要テーマのひとつと考えられます。ボヘミアの森の鳥のさえずりを思わせるフルートの独奏の後テンポを上げて主部に入りますが、実はこのフルートソロが第1主題の断片になっています。第2主題はロ短調になって木管で演奏されます。再度序奏のメロディの後の展開部は第1主題を中心に展開されます。コーダは主題を再現しながらハイテンションで結んで行きます。
第2楽章はハ短調ですが中間部は長調になる緩徐楽章です。途中ヴァイオリンのソロがありますが、重音が多用される結構難しいソロです。緩徐楽章にヴァイオリンのソロが出てくる曲は、ドヴォルザークが敬愛するブラームスの交響曲第1番がありますが、これを参考にしたのは間違いなさそうです。この中間部は美しい上にダイナミックな曲で同じドヴォルザークの第9番新世界よりの有名な第2楽章とはかなり性格の異なる楽章になっています。
第3楽章はスケルツォではなくワルツ風な曲です。中間部の旋律は自作の歌劇「がんこな連中」から取られたものです。
第4楽章はトランペットのファンファーレから始まります。主部は18曲からなる変奏曲のスタイルを取っており、これも敬愛するブラームスが第4交響曲の終楽章でシャコンヌという変奏曲の一種のスタイルを採用した事の影響を受けたと思われます。弦楽器によってゆったりと始まる変奏はスピードを上げて前述したフルートの独奏などにスタイルを変えて進んでいき、再度ファンファーレで再現部に入り穏やかな変奏に戻りますが、コーダは再度テンポを上げて輝かしく曲を閉じます。

2022年9月 4日 (日)

9月4日 名曲100選 管弦楽曲篇・50 コッペリア

「コッペリア」は、ドリーブが1870年に作曲したバレエ音楽です。
正式な原題は「コッペリア、あるいはエナメルの目をもつ乙女」です。原作は「くるみ割り人形」や「ホフマン物語」などの原案となる小説を書いたE.T.A.ホフマンの「砂男」。
ストーリーは、コッペリウス博士の作った自動人形コッペリアを人形とは知らず恋してしまう村の青年フランツと、その恋人スワニルダとコッペリウス3人の全3幕のどたばた劇です。
ドリーブが編んだ組曲は存在していませんが、第1幕の「前奏曲とマズルカ」「ワルツ」「麦の穂のバラード」「スラブの主題による変奏」「チャルダッシュ」、第2幕の「機械仕掛けの人形の音楽」などが抜粋して演奏されます。
特に演奏機会の多いのが「前奏曲とマズルカ」「スワニルダのワルツ」「チャルダッシュ」「スラブの主題による変奏」」の4曲です。
「前奏曲とマズルカ」はホルンによるメロディで始まる前奏曲から、ポーランドの民俗舞踊のマズルカが力強く始まります。
「スワニルダのワルツ」は、スワニルダが踊る優雅なワルツ
「チャルダッシュ」はハンガリーの特徴的な音楽。ゆっくりとしたテンポで始まり、急速にテンポが早まって踵を打ち鳴らす調子の良いメロディになります。
「スラブの主題による変奏」はドラマティックな曲なので大体組曲の最後に演奏されます。
You Tubeは4曲目に情景と人形のワルツ、5曲目に麦の穂のバラードが挟まっています。

2022年9月 3日 (土)

9月3日 名曲100選 映画音楽(洋画)篇・50 ホワット・ア・フィーリング

1983年に公開されたアメリカ映画「フラッシュダンス」は、当初は評論家の評価も低くB級映画扱いでしたが、フタを開けると1983年のアメリカ国内で興行収入第3位の大ヒットとなりました。(1位はスター・ウォーズ ジェダイの復讐=当時のタイトル、2位は愛と追憶の日々)
ストーリーは製鉄所の溶接工をしながらプロ・ダンサーを夢見るアレックスの製鉄所の若き社長との恋と、ダンサーとしてのサクセス・ストーリー。
本格的な映画デビューとなったジェニファー・ビールズが主演しています。
「フラッシュダンス」の主題歌が「フラッシュダンス・・・ホワット・ア・フィーリング」で、歌ったのが1980年に「フェーム」でアカデミー歌曲賞を受賞していたアイリーン・キャラ。「フラッシュダンス」の主題歌は全米1位の大ヒットを記録し2度目のアカデミー歌曲賞を受賞するとともに、グラミー賞の最優秀女性歌唱賞も受賞しました。
日本でも1983年7月から21週連続でオリコンの洋楽シングルランキング1位を獲得しています。
また、麻倉美稀がカバーしてテレビドラマ「スチュワーデス物語」の主題歌として使われました。

2022年9月 2日 (金)

9月2日 名曲100選 室内楽曲篇・50 八重奏曲(シューベルト)

八重奏曲ヘ長調D803はシューベルトが1824年3月に作曲した作品です。
当時有名なクラリネット奏者フェルディナント・トロイヤー伯爵の委嘱になるもので、弦楽四重奏曲「ロザムンデ」や「死と乙女」と同じ時期の円熟期の代表作のひとつです。
6つの楽章からなる1時間を要する超大作で、楽器編成はクラリネット、ファゴット、ホルン各1とヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、コントラバス各1です。敬愛するベートーヴェンの七重奏曲をモデルにしたもので編成もヴァイオリンが1本増えた違いだけです。
ベートーヴェンの七重奏曲との大きな相違点はベートーヴェンでは第3楽章にあったメヌエットが第5楽章になっている点です。

2022年9月 1日 (木)

9月1日 名曲100選 海外のロック篇・50 君とふたりで

「君とふたりで」(Just You 'N' Me)は、1973年にアルバム「シカゴⅥ(遥かなる亜米利加)」からシングルカットされた曲です。
シカゴ2枚目のミリオン・セラーとなった曲で、シカゴの特徴であるブラスによるイントロから始まります。ピーター・セテラのヴォーカル、充実したコーラスと相まって完成度の高い曲になっています。
歌詞は、恋人への手放しの賛歌。君は僕の人生そのもの、僕の励ましになる人で、僕が夢見ていた人・・・
歌じゃなければ照れ臭くて言えないような言葉です。

 

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