8月2日 名曲100選 日本のフォーク・ニューミュージック篇・46 やさしい風が吹いたら
「やさしい風が吹いたら」は小田和正の29枚目のシングル(マキシ・シングル)で、「その日が来るまで」とのカプリングで2013年4月に発売されました。
「やさしい風が吹いたら」はテレビ朝日の木曜ミステリー・シリーズのひとつ「遺留捜査」の主題歌に向けて書き下ろされた曲で、第3シリーズと第5シリーズで使用されました。ちなみに第4シリーズは同じ小田和正の「小さな風景」が使用され、第5シリーズは両曲が併用、第6シリーズも小田和正の「風を待って」が使われ、2022年7月現在放映されている第7シリーズでは、これら3曲が併用されており、「遺留捜査」と小田和正の主題歌は切っても切れない関係になっています。
「遺留捜査」は上川隆也主演の刑事ドラマですが、上川演じる糸村警部補が、殺人の現場で見つけた直接事件解決とは無関係と思われる遺留品から、犯人を捜すのみでなく、その遺留品から被害者や被害者家族の心情を解き明かしていく事に主眼を置いた刑事ドラマとしては変り種のドラマです。時には被害者と被害者家族の間の誤解を解いたりと、優しいエンディングになる事が多いため、小田和正の高音でファルセットになってもツンツンとした感じがないビブラートの無い澄んだ優しい声が、このドラマにぴったりなので小田の主題歌とドラマが切っても切れないものになっているように思います。
「やさしい風が吹いたら」は、ドラマに向けて書き下ろされた曲らしく、「今はもう かなわないこと 思い出の中でしか会えないあの人」というドラマにぴったりの歌詞から始まります。
※小田さんの本人歌唱の曲はYou Tubeでは存在していないので動画は割愛します。上手なカバーはありますので検索して聴いてみてください。
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