8月9日 名曲100選 日本のフォーク・ニューミュージック篇・47 池上線
「池上線」は、シンガー・ソングライター西島三重子の2枚目のシングルです。ファーストアルバム「風車」に収録されていた曲で、西島三重子の代表曲となった曲です。
東急池上線を舞台に、別れる男女の悲しみを女性の視点から歌った曲。作詞は佐藤順英、作曲は西島三重子。歌詞の中には心理的な描写だけではなく商店街や踏切などの描写もありますが、駅自体は特定されていません。
当時、シングル化のためのプロモーションの協力を東急電鉄に依頼したのですが、「古い電車」とか「すきま風に震えて」と言う文言が、新しい事が全て良いとされていた時代背景もあって、会社方針と合わない、と断られたそうです。多分、今だったらレトロとか古いものが見直される時代なので、間違いなく協力していたでしょうね。
確かに当時は東急3000系という通称芋虫(色がくすんだ緑色)電車が走っていた上、新型車両への置き換えが東急の中では遅かったりして、東京のローカル線のようなイメージがありました。
東急池上線は山手線の五反田と京浜東北線の蒲田を結ぶ11km足らずのローカル線。五反田駅と次の大崎広小路駅の駅間距離はわずか400m程度という関東一短い駅としても知られています。
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