8月1日 名曲100選 交響曲篇・46 交響曲第4番「法悦の詩」
交響曲第4番「法悦の詩」(The Poem of Ecstasy)はスクリャービンが1908年に完成させた交響曲です。
四管編成の大オーケストラによる単一楽章の曲で、20分程度の曲です。「法悦の詩」に関しては意訳ですが、原語の「エクスタシー」と理解できますが、性的な絶頂を表すほか、宗教的な悦びを表しています。
決まった調性を持たず、スクリャービンが傾倒していた神秘和音とうねるような管弦楽法が大きな特徴になっています。
神秘和音は四度音程を6個積み重ねた和音で神秘的な雰囲気を醸し出します。スクリャービンの交響曲では第3番までは調性を持たせていて、この第4番以降で神秘和音を多用しています。
冒頭に出てくる主題は、ワーグナーの「ニーベルンクの指環」のジークフリートの動機にちょっと似ていませんか?
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