6月15日 名曲100選 歌劇のアリア篇・39 空と海
ポンキエッリは19世紀後半のイタリアのオペラ作曲家です。当時は非常に人気のあった作曲家でしたが、現在は唯一「ラ・ジョコンダ」が時々上演されるのみとなっています。急性肺炎のため51歳で円熟期を迎える前に早逝したことも原因のひとつかもしれません。
「ラ・ジョコンダ」はヴィクトル・ユゴーの戯曲「パドヴァの僭主アンジェロ」をボーイトが台本にして作曲したものです。
このオペラは、第3幕の第2場のバレエ音楽「時の踊り」があまりにも有名で、しかも「時の踊り」はディズニーの音楽アニメ「ファンタジア」でカバをプリマドンナとしたダチョウ、ワニ、ゾウたちの踊りというユーモラスな映像が目に焼きついてしまっているのですが、実際のオペラの内容はシリアスなもので主人公の歌姫ジョコンダは最後は自殺してしまうという内容のもの。ギャップが激しいのです。
第2幕で追放の身の公爵エンツォによって歌われる有名なテノールのアリアが「空と海」(Cielo e mar)です。荒涼とした海でエンツォが見張りのためにひとり甲板に残ってエンツォの元恋人のラウラを待ちながら歌うアリアです。
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