6月7日 名曲100選 日本のフォーク・ニューミュージック篇・38 『いちご白書』をもう一度
なかなか売れなかったフォーク・グループ(実際にはこの時はデュオになってましたが)バンバンが、荒井由実の曲で売れなかったら活動を止めようと荒井由実に作品を依頼して1975年に発売したのが『いちご白書』をもう一度でした。結果的にオリコン1位の大ヒットとなってばんばんは活動を継続することになりました。
「いちご白書」は1970年に公開されたアメリカ映画。1960年代の学生闘争を描いた作品でした。ごく普通の大学生だったサイモンが、ふとしたきっかけで出会った学生運動の女性リーダーリンダに魅かれて闘争に参加するようになりましたが、やがて大学が実力行使を決定し、講堂に立てこもるサイモンやリンダなどの学生たちは次々と排除されていく、とう内容です。この映画の主題歌はバフィ・セントメリーが歌った「サークル・ゲーム」でした。
『いちご白書』をもう一度は、学生運動に参加し挫折を味わった学生も就職が決まって青春から卒業していきますが、この映画を見て学生時代の思い出がふと蘇えってくるという内容。私は、この人たちより少し下の世代ですがまだ学生運動の名残は残っていましたので、多少はこの歌の気持ちがわかります。
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