6月8日 名曲100選 歌劇のアリア篇・38 ドレッタの夢
「つばめ」は、プッチーニがウィーンで上演するためのオペレッタの依頼を受けて最終的に三幕のオペラとして完成した作品です。完成間近の1915年にイタリアが第一次世界大戦に参戦して、オーストリアが敵国となったためオーストリアでの初演が困難になり1917年にモンテカルロで初演されました。
「つばめ」は、裕福な銀行家の愛人であり、恋多き女性マグダと、青年の純愛を描いたものですが、最終的には青年の母親から息子が貞淑な妻を見つけて嬉しいという手紙を読んで、身を引くというちょっと悲しいお話です。「つばめ」というタイトルはマグダが詩人プルニエに手相を見てもらった際に「つばめのように海を渡って恋をする」という予言をされたことに基づきます。
第1幕、マグダの家のサロンを訪れた詩人プルニエがピアノの弾き語りで自作のヒロインであるドレッタが金ではなくて愛を選んだ事を歌いますが、それを引き取ってマグダが学生に恋したドレッタに託して自分の愛への憧れを歌う曲がドレッタの夢「誰がドレッタの美しい夢を」です。
甘く美しいアリアです。
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