6月1日 名曲100選 歌劇のアリア篇・37 手紙の歌「ウェルテル、誰が言えましょうか」
マスネは、19世紀末から20世紀初めにかけて活躍したフランスの作曲家です。特にオペラでは数々の傑作を残しました。最も知られているのが「タイス」で第2幕の第1場と第2場の間奏曲は「タイスの瞑想曲」として親しまれています。
マスネの代表作のひとつが歌劇「ウェルテル」です。
原作はゲーテの「若きウェルテルの悩み」。青年ウェルテルが婚約者のいる女性シャルロッテに恋をして、叶わぬ思いに絶望して自殺するまでを描いたものです。原作はウェルテルが友人ヴィルヘルムに宛てた数十通の書簡(一部シャルロッテ宛のものもあります)で構成されています。原作ではウェルテルが拳銃自殺した翌日に召使によって発見されるという最期ですが、オペラでは、虫の息のウェルテルをシャルロットが見つけドラマティックに幕を閉じるように変更されています。
「手紙の歌」は第3幕冒頭で、シャルロッテがウェルテルから来た手紙を読みながら「私の心にウェルテルがいると誰が想像できたでしょうか」と歌うアリアです。
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