5月20日 名曲100選 室内楽曲篇・35 シシリエンヌ(フォーレ)
フォーレのシシリエンヌは、元々劇音楽「ペレアスとメリザンデ」の中の曲を、独奏楽器とピアノ用に編曲して演奏されるようになったものです。
シシリエンヌ(シチリアーナ)はルネサンス末期から初期バロック時代に多く作られた舞曲で、ゆったりとした8分の6拍子か8分の12拍子で作られました。古いシチリアーナで最も有名な曲はレスピーギがリュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲に使った16世紀イタリアのリュート曲でしょう。
フォーレのシシリエンヌは劇付随音楽の5曲目。第2幕でペレアスとメリザンドが泉のほとりで戯れる場面の前奏曲として演奏されるト短調、8分の6拍子のA-B-A-C-A-コーダというロンド形式の曲。ハープの分散和音に乗って独奏フルートが旋律を演奏するAパートがよく知られています。
室内楽曲として演奏される場合は、伴奏はハープかピアノでフルート独奏以外にヴァイオリンやチェロなどで独奏されます。
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