5月27日 名曲100選 室内楽曲篇・36 フルート・ソナタ(プーランク)
プーランクはドビュッシーに倣って、晩年に木管楽器のためのソナタを作曲しています。1956年から1962年までの間にフルート、クラリネット、オーボエのためのソナタを作曲しました。
その中でもフルート・ソナタは20世紀のフルート・ソナタの最高傑作とも言われている作品です。作品はフルートの名手ジャン=ピエール・ランパルのアドバイスを受けながら1957年3月に完成し6月18日にストラスブール音楽祭でランパルのフルートとプーランクのピアノで初演されました。
3楽章構成で12分程度の短い曲です。
第1楽章は、速度はAllegroですが、メロディ自体はメランコリックな雰囲気を持つ曲です。冒頭の4個の32分音符が印象的で、楽章のあちこちに出てきます。
第2楽章は高雅な哀しみをたたえた美しい楽章です。
第3楽章はそれまでの2つの楽章からガラッと趣を変え動きの激しい楽章になっています。第1楽章の4個の音符が再び出て来ての回想もあります。
« 5月26日 名曲100選 海外のロック篇・36 ラウンド・アバウト | トップページ | 5月28日 名曲100選 映画音楽篇(洋画)・36 泣かないでアルジェンティーナ »
« 5月26日 名曲100選 海外のロック篇・36 ラウンド・アバウト | トップページ | 5月28日 名曲100選 映画音楽篇(洋画)・36 泣かないでアルジェンティーナ »
コメント