4月25日 名曲100選 交響曲篇・32 交響曲第92番「オックスフォード」
ハイドンの交響曲第92番ト長調Hob.Ⅰ:92は、パリーマルセイユ間の郵便事業を独占していたフランスのドーニ伯爵の依頼で作曲した通称ドーニ交響曲(90~92番)の3曲目の作品です。
「オックスフォード」という愛称の由来はハイドンがオックスフォード大学の名誉博士号を受けるために求められた演奏会で演奏されたためと言われています。
大曲の風格ある序奏からはじまる第1楽章は、第1主題の冒頭がト長調の属七度の和音から始まるユニークな楽章です。
第2楽章は三部形式の緩徐楽章。ゆったりとした美しい旋律による主部と、いきなり始まる激しい中間部というハイドンらしい面白さがある楽章です。
第3楽章はメヌエット。
第4楽章は快速なテンポで一気にクライマックスを築いています。
個人的には、100番以前の交響曲の中では最もお気に入りの作品です。
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