4月29日 名曲100選 室内楽曲篇・32 ピアノ三重奏曲「ある偉大な芸術家の思い出のために」
チャイコフスキーのピアノ三重奏曲イ短調op.50は1881年から82年にかけて作曲されました。
1881年3月に亡くなったチャイコフスキーの親友であり、有名なピアニストである、モスクワ音楽院の創設者でもあった、ニコライ・ルビンシテインの追悼のために作曲したものです。
曲は2楽章構成ですが全楽章を通すと50分程の長さになる長大な曲です。
第1楽章は悲歌的小品と名づけられておりModerato assaiの美しい旋律に始まりますが、しばらくすると同じメロディが情熱的に奏でられ、最終的には葬送行進曲となって戻ってきます。
第2楽章は主題と12の変奏曲からできています。それぞれの変奏はそれほど長いものではありませんが、最終変奏曲とコーダを合わせると第2楽章の半分を占める重要な変奏になっています。
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