4月9日 名曲100選 映画音楽篇・29 ニュー・シネマ・パラダイス
私が最も好きな映画音楽の作曲家はエンニオ・モリコーネです。ローマで生まれサンタ・チェチーリア音楽院で学んだモリコーネが映画音楽を初めて作曲したのは1961年、30代になってからでした。それから暫くはマカロニ・ウェスタンの映画で大活躍し「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」などドギツイ流血描写の多い映画とは対照的な美しいメロディの音楽で脚光を浴びました。
60歳が近づく頃には国際的に評価されるようになって「アンタッチャブル」ではグラミー賞、「ヘイトフル・エイト」ではアカデミー作曲賞を受賞しています。
そのモリコーネの代表作のひとつが「ニュー・シネマ・パラダイス」です。
中年期を迎えた映画監督が、映画に魅せられた少年時代の出来事と青年時代の恋愛を回想する物語です。
主題曲は世界中でCMやTVのBGMなど様々な場面で使われている、映画音楽の名作のひとつと言えるでしょう。美しく哀愁漂う音楽ですが短調ではなくて長調で表現しています。
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