4月24日 名曲100選 管弦楽曲篇・31 弦楽とオルガンのためのアダージョ
弦楽とオルガンのためのアダージョは、バロック時代のイタリアの作曲家アルビノーニのソナタの断片に基づいて、20世紀の音楽学者ジャゾットが編曲したオルガンと弦楽のための曲です・・・と、以前は考えられていたのですが、現在はアルビノーニのソナタとは無関係のジャゾットの創作であるという事がわかっています。
そうは言っても、「アルビノーニのアダージョ」として映画音楽や葬儀などでも広く使われているので、今更曲名を変えると言っても難しいですから、ジャゾット作曲「アルビノーニのアダージョ」という通称で通っているようです。
《アダージョ》というのは音楽の速度を表す記号で「ゆるやかに」という遅い速度を表すもので数多くの曲に使われています。ただ、曲名として「アダージョ」と言えば、この「アルビノーニのアダージョ」と、バーバーの「弦楽のためのアダージョ」を指すほどの名曲です。
全編むせび泣くような悲しみが美しく表現されていて、とても素人(音楽に関してはプロですけど)が作曲したものとは思えない曲で、悲しみや追悼を表現する場面で広く使われています。
« 4月23日 名曲100選 映画音楽(洋画)篇・31 ある愛の詩 | トップページ | 4月25日 名曲100選 交響曲篇・32 交響曲第92番「オックスフォード」 »
« 4月23日 名曲100選 映画音楽(洋画)篇・31 ある愛の詩 | トップページ | 4月25日 名曲100選 交響曲篇・32 交響曲第92番「オックスフォード」 »
コメント