4月15日 名曲100選 室内楽曲・30 フルート・ソナタ(プーランク)
プーランクのフルート・ソナタは、プーランクの代表作のひとつであり、20世紀のフルート・ソナタの中では最高傑作とも言われる曲です。作曲は1957年、フルート奏者のジャン=ピエール・ランパルのアドバイスを受けて完成しています。
全3楽章の構成で、演奏時間は12分程度のコンパクトな曲です。
第1楽章は三部形式。印象的な主題を持つ流れるような楽章です。
第2楽章はランパルのフルート、プーランクのピアノでの公開初演の際アンコールされた美しくメランコリックな楽章です。
第3楽章は明るく活発な楽章です。
全体を通して構成はシンプルですが楽章の性格がはっきりしていて現代の曲としては明解な曲です。フルートの透明感あふれる音色と技巧がうまく溶け合っている曲です。
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