4月16日 名曲100選 映画音楽(洋画)篇・30 テリーのテーマ
「ライムライト」は1952年にチャールズ・チャップリンが監督・主演をした映画。チャップリンが独特の白塗りメイクをせずに初めて素顔を出した作品としても知られています。
イギリスで最も知られた道化師カルヴェロと踊り子テリーの物語。カルヴェロは中年を過ぎて酒に溺れ人気も凋落。ある日助けたバレエダンサーのテリーは姉が娼婦になって自分のレッスン代を払っていたことを知って足がマヒし、生きる気力を無くしていましたがカルヴェロの献身的な介抱で回復。新作バレエの第一ダンサーに抜擢されるまで復活します。彼女がカルヴェロを愛している事を知ったカルヴェロは、自分がテリーの足枷になることを恐れ彼女の元を去り落ちぶれていきます。
ある日偶然カルヴェロに再会したテリーは、彼をもう一度舞台に立たせるように手筈を整え、カルヴェロも熱演して観客に惜しみない拍手を送りますが、熱演のあまり舞台から転落。そのまま運ばれた舞台袖で、舞台で踊るテリーの姿を見ながらカルヴェロは息を引き取ります。
ライムライトは電球が普及する前に舞台照明に使われていた照明器具で、「名声」の代名詞でもありました。
「テリーのテーマ(エターナリー)」はチャップリン作曲の主題曲でアカデミー劇映画作曲賞を受賞しています。チャップリン映画の音楽では最も人気の高い曲です。
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